来週の外為市場のポイント 来週は限定的ながらもややドル安方向か。 「夏は円高」のアノマリー。 結果的にはレンジ取引が続く 本邦勢の円転需要に伴う円高圧力 ドル円 「夏は円高」 アノマリー - 三菱 UFJ 銀行, FX...
来週の外為市場のポイント
- 来週は限定的ながらもややドル安方向か。
- 「夏は円高」のアノマリー。
- 結果的にはレンジ取引が続く
本邦勢の円転需要に伴う円高圧力
ドル円 「夏は円高」 アノマリー - 三菱 UFJ 銀行, FX Weekly本邦では例年、夏場の円高を危惧する声が強い。米国債のクーポンや輸出代金、配当金などの円転需要が一因と言われている。アベノミクス以降(2013 年)の 8 月のドル円においては、円高にならなかったのは一度きり(2014 年)。
ドル円が下落する可能性の十分な留意が必要。なお、データ上は 7 月対比で 2 〜 3 円程度の安値を付けている。
下値ではクジラの BID が並ぶ
ドルも円も強弱感対立、売買交錯か - ロイター, 来週の外為市場ドル、円ともに強弱感が対立する手がかりが多く、その時々によって売買が傾く可能性はあるものの、結果的にはレンジ取引が続くと見る向きが多い。
円に関しては年金、生保等の大口が外債の持ち高を増やすため、ドル円を買っている。直接投資(企業買収等)に関しては、コロナ禍により失速。昨年に比べると円売り圧力は減退している。
もはやドル円にはテクニカルが通用しない。ファンダメンタルズのみ有効。
現在のドル円に関しては、106 円で鉄壁のクジラが待ち構えているため、下がった買う、という逆張りが唯一の戦略となってきています。
来週にかけては、ひとまず試し玉で買い。106 円まで下がったら再び買い。105.50 あたりで損切り。利食いは107.50 〜 107.90 程度でしょうか。
なお、年金と生保の外債投資が完了した時点で BID が捌けるため、8 月から大統領選挙にかけては円高というのが私のメインシナリオです。
予想:106.00 ~108.00