来週の外為市場のポイント 対外証券投資も徐々に弾切れ。夏に向けて円高圧力が徐々に高まる。 本邦勢不在の連休中は円高仕掛けが入りやすい ドル円よりもユーロの動意が高まる見込み リスクオン一服。気になる円高ブレーキのきき具合 円...
来週の外為市場のポイント
- 対外証券投資も徐々に弾切れ。夏に向けて円高圧力が徐々に高まる。
- 本邦勢不在の連休中は円高仕掛けが入りやすい
- ドル円よりもユーロの動意が高まる見込み
リスクオン一服。気になる円高ブレーキのきき具合
円高ブレーキの効き目 - 三菱 UFJ 銀行, FX Weeklyドル円が下落する場面では、対外証券投資に伴う円売り需要(ドル円買い)が、ドル円の下支え役として引き続き機能すると期待されている。
ただし、年初来の対外証券投資は累計で約 10.7 兆円にも及んでいるが、ドル円は
1.3%
円高に進行している。日本のインフレ期待の低下と実質金利(名目金利からインフレ期待を引いた金利)の上昇が円高圧力として相場にも影響を及ぼしている。
ドルはレンジを踏襲するとみられるが、週後半は東京市場が休場となるため、海外勢による円高仕掛けが入りやすい。
円高に対するブレーキのきき具合は徐々に落ちる可能性が高い。「夏は円高」とのアノマリーと合わせ、警戒を要する。
下値ではクジラの BID が並ぶ
ボックス相場、週後半は東京休場で円高仕掛けに注意 - ロイター, 来週の外為市場ドルはレンジを踏襲するとみられるが、週後半は東京市場が休場となるため、海外勢による円高仕掛けが入りやすい。
一方、ドル円に比べてユーロドル、ユーロ円は動意が予想される。17日から始まる
EU 首脳会議では、7,500
億ユーロの欧州復興基金案が協議され、合意に向けた進展が期待されている。復興基金が計画より小規模になったとしても、対ユーロでドル安が続く可能性があると予想される、
6
月からは下がったところではクジラ(年金)、生保の買いが入っていたと憶されていましたが、その水準は
106 円以下だと言われていました。今回は約 50 銭ほど BID
を上げて買ったことになります。
個人投資家と違い、機関投資家は「買わなければならない時」があると聞きます。来週の連休を前に、どうしてもドル円を買わないといけない筋がいたのかもしれません。
7
月も後半。来週から東京オリンピックが始まる予定でしたが、コロナで延期。GO
TO
トラベルも東京は除外。むなしく連休だけが残りましたが、本邦勢不在ということもあり、今年は特に円高の仕掛けが入りやすい雰囲気はあります。大混乱の
8 月の幕開けとならないことを願うばかりです。
予想:106.00 ~107.80