2019年8月12日~16日のドル円相場の展開を考察します。
2019年8月12日~16日のドル円相場の展開を考察します。
今後のドル円予想
三菱UFJ銀行
FX Weekly - 円高の夏到来か8~9月予想レンジ:104.75 - 107.25
米中対立激化への懸念から市場にはリスク回避色が色濃く蔓延している。
トランプ大統領は対中圧力を強める一方、徐々に為替に標準を合わせた言動が目立ち始めている。
ファンダメンタルズに目を移すと、来週は米国の消費者物価指数や小売り売上だかなど重要な経済指標が目白押し。指標がさえない場合は、利下げ観測の台頭に伴い、米長期金利の低下、ドル円への下押し圧力となりかねず注目だ。
来週もドル円の地合いは著しくないだろう。
過去20年の8月に関して振り返ると、20回中13回、統計的に円高になっている。
ロイター
来週の外為市場 - 来週は円相場急変リスク、薄商いに要警戒予想レンジ:105.00 - 107.00
来週は円高リスクに警戒が必要。
日本勢が夏休みで、円相場の取引量は減少する見通し。
米中対立の行方によって市場心理が楽観と悲観を行き交うと、円相場の振れが普段以上に大きくなる可能性がある。
為替市場では、米国が中国を突然、為替操作国に認定したことで、貿易戦争から通貨安戦争へ戦火が拡大する展開を警戒する声が出ている。
すでに通貨切り下げ競争は始まっている。各国で利下げが相次ぐ中、7日にはNZとタイ、インドが、8日にはセルビアが市場予想に反して利下げを実施した。
トランプ大統領は、FRBに利下げを繰り返し求めていることで、市場では9月の利下げ観測が浮上している。
それに対抗して各国で利下げが相次げば、通貨安競争は激化することとなり、緩和手段に乏しいとされる円には上昇圧力がかかりやすくなる。
ドル円の予想
予想レンジ:104.50 - 107.00
ドル円は、まだ下げ止まっていませんが、
下げ方が先週と違っていて、下ひげが大きくなってきています。
そろそろ下がりにくくなってきている雰囲気は感じられます(モメンタムというやつです)。
ただ、懸念されるのが、本邦勢がお盆休みのタイミングに重なっていること。
年末年始やGWほどではありませんが、本邦勢の動きが鈍くなるのは間違いないです。その隙を狙って、海外勢が105円のサポートを一気に切り崩しにくる可能性があります。
ポジションを長く持つなら、かなり余裕を持った資金管理が必要ですね。