2018年5月第2週(5月7日~11日)の、ドル円相場の予想と主要な経済指標のまとめから、マーケットの見通しを考察します。
2018年5月第2週(5月7日~11日)の、ドル円相場の予想と主要な経済指標のまとめから、マーケットの見通しを考察します。
目先上値模索も長期下落トレンド不変
4 月のドル円は 109 円台まで急反発。3 月までの円買い圧力が和らいだ上、本邦勢の積極的な対外投資スタンスが改めて確認された。加えて、米国では株式相場を下押しすることなく、じわり上昇した長期金利がドルの追い風になった模様。主要通貨の中で円が下位に沈んだ一方、ドルは上位に復活。しばらくの間、ドル円は戻り上値を模索する可能性が高い。もっとも、その持続性は乏しく、次第に上値が重くなった後、夏場以降の緩やかな下落再開をみる。
ドル円は 104 円から一本調子で戻してきたこともあり、そろそろ上値の重さが意識されてきています。心理的な壁である 110 円にも接近しており、チャート的には調整が入りそうです。
ドル円予想 : 108.00 - 110.50
経済指標一覧(日本時間)
5/7(月)
- 08:50(日) 日銀・金融政策決定会合議事要旨
5/8(火)
- 特に重要な経済指標の発表なし
5/9(水)
- 21:30(米) 4月 卸売物価指数(PPI)
- 23:00(米) 3月 卸売在庫
5/10(木)
- 06:00(NZ) ニュージーランド準備銀行(RBNZ) 政策金利
- 20:00(英) イングランド銀行(BOE) 金利発表
- 20:00(英) 英中銀資産買取プログラム規模
- 20:00(英) 英中銀金融政策委員会(MPC) 議事要旨
- 21:30(米) 4月 消費者物価指数(CPI)
5/11(金)
- オプションSQ
- 21:30(加) 4月 新規雇用者数,失業率
- 21:30(米) 4月 失業率
ドル円予想レンジ
三菱東京UFJ銀行
FX Monthly
予想レンジ(5月~6月):105.50 - 113.00
目先上値模索も長期下落トレンド不変
4 月のドル円は 109 円台まで急反発。3 月までの円買い圧力が和らいだ上、本邦勢の積極的な対外投資スタンスが改めて確認された。加えて、米国では株式相場を下押しすることなく、じわり上昇した長期金利がドルの追い風になった模様。主要通貨の中で円が下位に沈んだ一方、ドルは上位に復活。しばらくの間、ドル円は戻り上値を模索する可能性が高い。もっとも、その持続性は乏しく、次第に上値が重くなった後、夏場以降の緩やかな下落再開をみる。私見
米雇用統計の結果は予想に届かず、ドル円は一旦 下方向へ動きましたが、かろうじて 109 円を維持しています。今週は、本邦勢が GW 開けとなり、どのような流れになるのかを見極めてから動き出しても良いと思います。ドル円は 104 円から一本調子で戻してきたこともあり、そろそろ上値の重さが意識されてきています。心理的な壁である 110 円にも接近しており、チャート的には調整が入りそうです。
ドル円予想 : 108.00 - 110.50