ドイツ連邦議会選の日程は9月24日メルケル首相4期目となるか？

ドイツ連邦議会選挙ドイツは連邦議会と連邦参議院の二院制ですが、連邦議会は国民の直接選挙で選ばれることから地位も機能も連邦参議院よりも優遇されており、実質的には一院制とみなされています。 9月24日に行われる連邦議会選挙ですが、現在はメルケル首相率いるドイツキリ...

ドイツ連邦議会選挙

ドイツは連邦議会と連邦参議院の二院制ですが、連邦議会は国民の直接選挙で選ばれることから地位も機能も連邦参議院よりも優遇されており、実質的には一院制とみなされています。

9月24日に行われる連邦議会選挙ですが、現在はメルケル首相率いるドイツキリスト教民主同盟（CDU・中道右派）とキリスト教社会同盟（CSU・右派）との連立政権が支持を集めているようです。

イギリスやアメリカが孤立路線に突き進むなか、欧州の結束を求める安定政権が支持を集めています。

これがメインシナリオとなり、波乱なく終えることが予想されています。もちろん、この形で収まれば、メルケル首相 4 期目となる可能性が高いです。

リスク要因としては、反 EU、極右政党の「ドイツのための選択肢（AfD）」が躍進するというシナリオですが、その過激な立ち位置はナチスを想起させるとのことで、共感を得にくいという状態のようです。

8 月のジャクソンホール会議では、ドラギ ECB 総裁が政策転換を示唆しています。

2017年のジャクソンホール会議の日程とポイント

マーケットは ECB が 9 月に資産買い入れプログラムの縮小（テーパリング）を決定することを織り込んでユーロを買い越しています。

ドイツが波乱なく選挙を終えることができれば、一旦の調整はあるにせよ、ユーロ圏は堅調に推移していくかもしれません。