11 月 16 日から 11 月 20 日までの、ドル円相場に影響しそうな経済指標のまとめと私的な考察です。
経済指標
11/16（月）
- 08:50 （日） 7 - 9 月期 四半期実質国内総生産（GDP）
- 19:00 （欧） 10 月 消費者物価指数（HICP 改定値）
- 22:30 （米） 11 月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
11/17（火）
- 22:30 （米） 10 月 消費者物価指数（CPI, CPI コア）
- 23:15 （米） 10 月 鉱工業生産
- 23:15 （米） 10 月 設備稼働率
- 24:00 （米） 11 月 NAHB 住宅市場指数
11/18（水）
- 未定 （日） 日銀金融政策決定会合
- 21:00 （米） MBA 住宅ローン申請指数
- 23:30 （米） 10 月 住宅着工件数
- 23:30 （米） 10 月 建設許可件数
- 28:00 （米） FOMC 議事要旨
11/19（木）
- 未定 （日） 日銀金融政策決定会合・終了後決定内容発表
- 15:30（日） 日銀 黒田総裁 定例記者会見
- 21:30（欧） ECB 理事会議事要旨
- 22:30（米） 前週分 新規失業保険申請件数
- 22:30（米） 11 月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
- 24:00（米） 10 月 景気先行指標総合指数
11/20（金）
ゴトー日- 16:00（日） 日銀 黒田総裁 発言
- 17:00（欧） ECB ドラギ総裁発言
予想レンジ
モーニングスター
121.50 - 124.50
来週の東京外国為替市場見通し （2015/11/13 18:03）来週の注目は日銀金融政策決定会合。16 日の GDP で追加緩和の行方に対する思惑が出るのは間違いなく、結果に注意したい。
ロイター
121.00 - 124.00
来週の外為市場 （2015/11/13 15:59）FOMC 議事要旨や経済指標の発表を通じて米 12 月利上げ開始の思惑が継続すれば底堅い展開になりそうだ。
日本では、16 日に 7 - 9 月 GDP 一時速報が発表される。 弱い数字だったとしても、買い戻しの圧力は大きくない。一部の海外勢を中心に追加緩和期待が再燃しやすいとも見られ、これも相場の支えとなり、円高方向への動きは去年ほどに大きくならないだろう。
フィスコ
121.00 - 125.00
為替週間見通し（2015/11/13 16:40）12 月の米利上げが確実視される中、利益確定売りに押されやすい展開となりそう。7 - 9 月期 GDP と日銀金融政策決定会合では追加緩和が先送りされる公算のため、失望の円買いに触れやすい。ただし、FOMC 議事録が 12 月利上げの可能性をより高める内容であれば、短期的にはドルが大きく売られる状況ではないとみられる。
の 12 月の会合で利上げが決定される可能性が高まっている。市場の利上げ期待が大幅に後退するような材料が提供されない場合、投資家などのドル買い・円売りは継続する見通し。12 月利上げを想定してドルは 123 円台に上昇する可能性があろう。
岡三オンライン証券
武部力也の週間為替相場見通し（2015/11/13 17:30）
121.25 - 124.50
7 - 9 月期 GDP では、二四半期連続マイナスとなるかが注視される。これを受けて政治が日銀を懐柔し、追加緩和観測を高める可能性もあるが、その場合は 12 月の FOMC を見て、12 / 18 に追加緩和の是非を検討すると読む。今年 2 月に終了した日韓通貨スワップ協定に関して、10 月下旬、韓国の経済団体が再開を求めた報があった。本問題の背景は、米の利上げ観測を以って、国際市場でドル資金調達が逼迫状況になりつつあることを意味する。ドル調達コストが急騰しちることから、外為市場で直接ドルの調達に動く可能性もあり、ドル円下支えの伏兵になる可能性もある。
上値焦点は 11/9, 10, 11 の各高値 123.24 - 62 超え。上抜ければ 8/20 高値 124.16 超。8/13 - 19 高値 124.48 - 64 が視野入りとなる。
下値焦点は 11/6 の急騰起点 121.90。下抜けた場合は 90 日線 121.66、そして200日線の121.25 の攻防戦が意識される。
私見
先週の急騰から、若干調整された週となりました。ただ、下値はかなり固いようで、下がってから買おう、という意欲は強いように見えます。来週は日本側のイベントに注目が集まっていますが、今週から米の経済指標に敏感に反応する動きのように見えますので、調整されつつも徐々に下値を切り上げてジリ高、123 超えからは手がかり次第で若干の上値追いが見られるかもしれませんね。
予想 : 122.00 - 124.00
