欧州中央銀行(ECB)は、政策金利据え置きを発表しました。それ自体は予想通りでしたが、ドラギ総裁は 12 月の追加緩和の可能性を示唆しました。 結果として、主要株式は株高状態に突入、ユーロは全面安。世界中のマーケットがドラギマジックによりトレンド転換しているようです。
欧州中央銀行(ECB)は、政策金利据え置きを発表しました。それ自体は予想通りでしたが、ドラギ総裁は 12 月の追加緩和の可能性を示唆しました。
結果として、主要株式は株高状態に突入、ユーロは全面安。世界中のマーケットがドラギマジックによりトレンド転換しているようです。
ドラギ総裁は、為替について政策目標ではないと強調しつつも、名目実効為替レートの高まりの懸念を示しました。中央銀行の総裁は、為替についてはあまり踏み込んだ発言を控える傾向にありますが、今回は
ユーロとすこし距離を取りつつあるイギリスも、ちょうどこのタイミングで中国との深い連携をアピールしていました。
ヨーロッパのアメリカ嫌いを露骨にあらわしているようです。
タイミング的にさらに追加緩和の期待が高まってきていますが、個人的には日銀の追加緩和の残数はすでにあと一発になっていると思います。
10 月末の日銀の追加緩和への期待は高まっている、と言いつつも、実際にはまだここでは撃たないはずです。その際にドル円がどこまで売られるのかに注目です。
最後の一発は、選挙も控えた来年春になるのではないかと思っています。
結果として、主要株式は株高状態に突入、ユーロは全面安。世界中のマーケットがドラギマジックによりトレンド転換しているようです。
為替への言及
ECB は以下のリスクに注視しているようです。- ユーロ高
- 商品(コモディティ)価格の下落
- 新興国の経済減速
ドラギ総裁は、為替について政策目標ではないと強調しつつも、名目実効為替レートの高まりの懸念を示しました。中央銀行の総裁は、為替についてはあまり踏み込んだ発言を控える傾向にありますが、今回は
ヨーロッパはアメリカが嫌がることが好き
このタイミングであえて追加緩和の可能性について言及することは、米国の利上げについてのけん制とも考えられます。QE をやると先に言っているのだから、仮に FRB が利上げを行ってドル高・株安が進行していっても知ったこっちゃない、というスタンスなのかもしれません(笑)。ユーロとすこし距離を取りつつあるイギリスも、ちょうどこのタイミングで中国との深い連携をアピールしていました。
ヨーロッパのアメリカ嫌いを露骨にあらわしているようです。
日銀の残弾数は「1」
こうなってくると日銀へも追加緩和の期待が高まってきます。タイミング的にさらに追加緩和の期待が高まってきていますが、個人的には日銀の追加緩和の残数はすでにあと一発になっていると思います。
10 月末の日銀の追加緩和への期待は高まっている、と言いつつも、実際にはまだここでは撃たないはずです。その際にドル円がどこまで売られるのかに注目です。
最後の一発は、選挙も控えた来年春になるのではないかと思っています。