昨日発表の米 4 - 6 月 実質国内総生産(GDP)改定値が良かったことで、ドル円も日経も若干の落ち着きを取り戻しつつありますね。
昨日発表の米 4 - 6 月 実質国内総生産(GDP)改定値が良かったことで、ドル円も日経も若干の落ち着きを取り戻しつつありますね。
これらの発言から、9 月の利上げの可能性はほぼゼロになったと考えるのが適切だと思います。したがって、今度は年末にかけての利上げシナリオに話題は移っていくのでしょう。
しかし、今回のような事態が発生した後、さらに米国の景気が持続していけるのかどうか、利上げに耐えられる状態になっているのか(特にインフレ)がポイントでしょう。そして、年内にも利上げができない、となった場合、今度は米国経済への不信感が高まってきます。
米国自体、かなり難しい舵取りを迫られるようになってしまった感があります。
もちろん、もっと深刻なのは発展途上国および資源国家なのでしょうが。
ドル円はしばらく 120 円前半から 123 円程度でのもみ合いをしばらく続けていくような気がしていますが、事態が悪化するようであれば、110 円台にすぐに転落するでしょうね。
9 月利上げの可能性はない
26 日、 米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は、「現時点で、9 月の連邦公開市場委員会(FOMC)で正常化プロセスを決定することは、数週間前と比べ切迫性が薄れている印象がある(seems less compelling)」と発言。
8 月上旬には 9 月の利上げに対して積極的な態度を見せていたアトランタ連銀のロックハート総裁は、27 日の公演で「人民元、ドル、原油価格が米国経済の見通しを複雑化した」と発言。
これらの発言から、9 月の利上げの可能性はほぼゼロになったと考えるのが適切だと思います。したがって、今度は年末にかけての利上げシナリオに話題は移っていくのでしょう。
しかし、今回のような事態が発生した後、さらに米国の景気が持続していけるのかどうか、利上げに耐えられる状態になっているのか(特にインフレ)がポイントでしょう。そして、年内にも利上げができない、となった場合、今度は米国経済への不信感が高まってきます。
米国自体、かなり難しい舵取りを迫られるようになってしまった感があります。
もちろん、もっと深刻なのは発展途上国および資源国家なのでしょうが。
ドル円はしばらく 120 円前半から 123 円程度でのもみ合いをしばらく続けていくような気がしていますが、事態が悪化するようであれば、110 円台にすぐに転落するでしょうね。