ドル円は往って来い 予想:108.50~110.50 突っ込んだ売り方を燃料に、ドル円は新型コロナウイルスのパニックをこなし、「往って来い」の状態。上昇トレンドに転換しているわけではないですが、やや強気な状態は維持されています。 ローソク足の実体で 110.20 をしっか...
ドル円は往って来い
予想:108.50~110.50突っ込んだ売り方を燃料に、ドル円は新型コロナウイルスのパニックをこなし、「往って来い」の状態。上昇トレンドに転換しているわけではないですが、やや強気な状態は維持されています。
ローソク足の実体で 110.20 をしっかり超えてくると、さらに強気になってきますが、111円に日足の窓があるので、ここで再び売りが待ち構えています。
結局、ドル円はトレンドが出ることはなく、夏までレンジに終始する展開かもしれません。短期的には、大統領選が近づくまで、ドル円はこのレンジ内に収まるのかもしれません。
来週の相場予想サマリー
上昇を見込みつつも、110円より上は警戒。ソース | 予想レンジ | 予想 | 概要 |
三菱UFJ銀行 | 108.75~110.50 | やや強気 | FX Weekly リスク選好的な地合いが継続し、来週のドル円は上値を試す展開が予想される。ただし、新型ウイルスを巡る不透明感がある以上、リスク選好の程度は自ずと限られるだろう。ドル円が続伸する場合でも、年初来高値 110 円30 銭の近くでは上値が重いとみる。 一方、最高値を更新した米株式市場には利益確定の売りが出易いため、リスクオンの巻き戻しからドル円が軟化する場面も想定される。 |
ロイター | 109.00~110.70 | 強気 | 来週の外為市場 来週の外為市場では、ドル/円の底堅い展開が続きそうだ。新型コロナウイルスがグローバル経済に与える影響は一時的との見方が多勢で、混戦の米民主党大統領予備選挙はトランプ大統領の再選と株高/円安政策の継続期待につながっている。 新型コロナウイルスの感染拡大は続いているものの、市場では早くも影響は一時的との楽観論が広がり始めた。新型ワクチンの早期開発や、今後の気温上昇で流行が抑制されるとの期待感が浮上したためだが、中国人民銀行(中央銀行)が大規模な資金供給で市場を崩さぬ「決意」を見せたことも、リスク回避の円高を抑制した一因だ。 新型肺炎や大統領選を通じて、市場にリスク警戒ムードが広がることがあっても、最終的には「米国の予防的利下げが下支えになる」(証券)といい、世界経済、ドル/円ともに大きな下振れを想定する声はあまりない。 |
FX羅針盤 | 108.50~110.75 | やや強気 | テクニカル的に持ち直しの兆しが見られるものの、ファンダメンタルズ的な弱さが続伸を阻むシナリオが想定される。 来週は新型コロナウィルスに絡む続報や、中国金融市場の動向、米経済イベント(米消費者物価指数や、米小売売上高、パウエルFRB議長の議会証言など)の結果を睨みながらも、ドル円相場の反落(一巡後の下落)をメインシナリオとして予想(不自然なリスクオン相場の賞味期限切れに要注意)。 |