毎年恒例の「とんでも予想」です。 みずほ総合研究所の「とんでも予想」2018 年 この「とんでも予想」は「メインシナリオではない」と明言されています。しかしながら、テールリスクとして頭の片隅にシナリオを描いておくかどうかで、仮にそうなった時にどう動くかで儲かるのか、損するのか、...
毎年恒例の「とんでも予想」です。
みずほ総合研究所の「とんでも予想」2018 年
この「とんでも予想」は「メインシナリオではない」と明言されています。しかしながら、テールリスクとして頭の片隅にシナリオを描いておくかどうかで、仮にそうなった時にどう動くかで儲かるのか、損するのか、はたまた最小の損で済むのかが決まってくるものです。- 米国:共和党・民主党との連携を使い分けたトランプ大統領が、税制改革や移民制度改革、インフラ投資等を次々と実現。支持率は急上昇、中間選挙でも勝利!
- 中東と米国の深刻な供給不安で原油相場が 80 ドルに高騰。サウジアラビアとイランの対立、米国ではカテゴリー 5 のハリケーンの襲来で原油生産が停止。
- 欧州:トルコの EU 加盟交渉決裂を機に、トルコ国内にいる大量の移民が再び欧州に流入。欧州で移民問題の深刻化を受けて EU への不満が高まる。イタリア総選挙で EU 懐疑派の五つ星運動が勝利。イタレジット(Italexit)の是非を問う国民投票の実施へ。
- 英国:メイ首相退陣。英国世論が変化して二度目の国民投票の結果、ブレグジット(Brexit)撤回へ。
- 中国:航空インフラや宇宙開発で国際協力に関する政策を集約。「空のシルクロード」構想を追加。日本では AIIB 加盟を契機に、1980 年代のシルクロードブームが再燃。
- 北朝鮮と米国が ICBM 開発放棄と核保有国承認の取引で妥結。米中朝首脳会議が実現。日本は恒久的に北朝鮮の核の脅威にさらされることに…。
- 日本:政府がデフレ脱却を宣言。春闘での賃上げの動きが進む中、日銀は物価目標 2% を中長期的な目標に変更。一定の長期金利上昇を容認。
- 日米株ともにバブルの様相を強め、日経平均 3 万円、ダウ平均は 3 万ドルを突破。日本では高級車やクルーザーが飛ぶように売れ、六本木のジュリアナ東京が復活。
- 仮想通貨市場が加熱し、ビットコインは一時 3 万ドルを突破するも、当局の規制強化を契機にクラッシュ。
- 平昌オリンピックで日本は女子の驚異的な活躍で過去最高のメダル数に。ウィンタースポーツブームは訪日外国人にも波及して冬季の「コト消費」拡大に寄与。東京オリンピックへの期待もマックスに。
2018 年のとんでも予想は、政界的な回復が従来以上に高揚感を与えるレベルまで達する可能性を示しています。日本人としては希望的な部分もありますが、来年も色々と騒がしくなるのかもしれませんね。