2018年1月第一週(1月2日~5日)の、ドル円相場の予想と主要な経済指標のまとめから、マーケットの見通しを考察します。
2018年1月第一週(1月2日~5日)の、ドル円相場の予想と主要な経済指標のまとめから、マーケットの見通しを考察します。
そして、北朝鮮情勢や、2年目を迎えるトランプ大統領の政権運営への懸念が材料視される可能性もあるだろう。ただ、週末に米雇用統計を控えて、主要な経済指標の発表が予定されている。先週に続き良好な結果が続くようなら、利上げのペースが維持されるとの見方から、ドル買いが優勢となる可能性も考えられる。
一方、欧州中央銀行(ECB)のテーパリングが意識される中、来年のユーロ高を予想をする向きが多い。今週、先取りするかたちでユーロは135円近辺まで上昇し、2015年10月以来2年2カ月ぶりの高値をつけた。
「ECBや米連邦準備理事会(FRB)の金融政策が正常化に向かう一方、日銀は動きそうもない。対ドルよりも対円でユーロを買った方がパフォーマンスが良さそうという見方から、ユーロ/円が物色されやすい」(外為アナリスト)との声が出ている。ユーロ/円の上昇がドル/円の支えになるとみられる。
本邦勢は 4 日から取引開始となりますが、海外は 2 日・3 日も動きます。ドル円に関しては本邦勢不在のなかで、短期筋の下攻めがあった場合にはそれなりに動くこともあるかもしれません。
下を拾う向きがあるかどうか、金曜日の雇用統計に向けてどうなるのか、初週から慎重なポジションメイクが求められるかもしれませんね。
予想 : 112.00 - 113.30
経済指標一覧(日本時間)
1/1(月)
- 全市場休場
1/2(火)日・NZ・スイス 休場
- 18:00(欧) 12月 製造業購買部協会景気指数 (PMI)
- 18:30(英) 12月 製造業購買担当者景気指数 (PMI)
1/3(水) 日 休場
- 24:00(米) 12月 ISM 製造業景況指数
- 28:00(米) FOMC 議事要旨
1/4(木)
- 22:15(米) 12月 ADP 雇用統計
1/5(金)
- 19:00(欧) 12月 消費者物価指数 (HICP)
- 22:30(加) 12月 新規雇用者数,失業率
- 22:30(米) 12月 雇用統計,失業率,平均時給
- 24:00(米) 12月 ISM 非製造業景況指数
ドル円予想レンジ
SBI Liquidity Market
週間マーケット展望
予想レンジ:112.00 - 113.50
ドル円
今週は、上値の重い動きが予想される。年明けでやや市場参加者が少ないことが予想されることから、昨年末の動きを引き継ぎ、軟調な動きが考えられる。そして、北朝鮮情勢や、2年目を迎えるトランプ大統領の政権運営への懸念が材料視される可能性もあるだろう。ただ、週末に米雇用統計を控えて、主要な経済指標の発表が予定されている。先週に続き良好な結果が続くようなら、利上げのペースが維持されるとの見方から、ドル買いが優勢となる可能性も考えられる。
ロイター
来週の外為市場
予想レンジ:111.50 - 114.00
米経済指標に一喜一憂、静かな滑り出しか
来週の外為市場で、ドル/円は米経済指標で一喜一憂する展開が予想される。市場の関心はトランプ米大統領が1月中に発表するとしているインフラ投資計画や米国の3月利上げの有無となるが、これらのイベントには間があるため、ドルはポジションを一方向に傾けづらい。一方、欧州中央銀行(ECB)のテーパリングが意識される中、来年のユーロ高を予想をする向きが多い。今週、先取りするかたちでユーロは135円近辺まで上昇し、2015年10月以来2年2カ月ぶりの高値をつけた。
「ECBや米連邦準備理事会(FRB)の金融政策が正常化に向かう一方、日銀は動きそうもない。対ドルよりも対円でユーロを買った方がパフォーマンスが良さそうという見方から、ユーロ/円が物色されやすい」(外為アナリスト)との声が出ている。ユーロ/円の上昇がドル/円の支えになるとみられる。
私見
2018 年の相場が始まります。本邦勢は 4 日から取引開始となりますが、海外は 2 日・3 日も動きます。ドル円に関しては本邦勢不在のなかで、短期筋の下攻めがあった場合にはそれなりに動くこともあるかもしれません。
下を拾う向きがあるかどうか、金曜日の雇用統計に向けてどうなるのか、初週から慎重なポジションメイクが求められるかもしれませんね。
予想 : 112.00 - 113.30