トルコリラは最安値圏をウロウロしていますが、10月9日のトルコと米国のビザ相互発給停止からかなり雲行きが怪しくなってきました（ビザ発給に関しては 11 月 7 日に一部解除されています）。
トルコリラの本当の地獄が 11 月下旬に始まるか？
11月27日、レザ・ザラブ氏の裁判が始まります。
レザ・ザラブ氏とは、アメリカがイランの経済制裁中に、トルコ経由でイランに金や外貨調達のための援助（マネーロンダリング）をしていたとして逮捕された重要人物です。
彼はエルドアン大統領とも親密な繋がりがあるとして、この件とエルドアン大統領との関係性が注目されています。
仮に大統領が関与していたとなると、アメリカでは「犯罪者」となってしまいます。
言うまでもなく、そうなればトルコリラはさらに売り込まれるでしょう。
どこまで下がるかは神のみぞ知る、といったところでしょうが、トルコリラ円が 20 円まで下がってもおかしくないような気がします…。
状況が落ち着くまで（落ち着くのか？）トルコリラは相当リスキーな通貨であることを認識しなければなりませんね。
