2016年2月11日。日本が祝日のなか、投機筋をはじめとする仕掛けにより、ドル円は久しぶりに110円をつけました。悲観ムードが漂うなか、ドル円は突如 113 円台へと急騰。日本の通貨当局の介入が噂されました。
2016年2月11日。日本が祝日のなか、投機筋をはじめとする仕掛けにより、ドル円は久しぶりに110円をつけました。悲観ムードが漂うなか、ドル円は突如 113 円台へと急騰。日本の通貨当局の介入が噂されました。
その方法は、日本銀行が為替トレーダーに電話をし、対ドルでの現在の円レートの提示を求めるようです
日銀が「買い」もしくは「売り」を望むなら、"mine" か "yours" と返答し、介入を行います。"never mind" か "nothing" であれば、介入は行いません。これらはトレーダーに対して警告を発することになります。
介入をするとさらに大きく動くようなので、まずはレートチェックを行い、トレーダーが一旦ポジションを決済したのかもしれません。その際にショートカバーを巻き込んで大きく上昇いた可能性もありますね。
いくらなんでも 110円割れは安倍政権自体の終焉にもつながりかねない重大インシデントでしょうから…。
FXで気をつけるべきレートチェックの噂
為替は基本的には自由な取引ではありますが、短期間の間に一方的にチャートが動いていった際には政府が自国通貨の防衛のために介入行動を起こすこともよくあります。日本の場合は基本的にもっとも影響の大きい「ドル円」に対して行われるようですが、いきなり介入をするわけではないようです。口先介入
これは頻繁に行われ、政府や中央銀行の要人たちが現在の為替レートについて発言します。もちろん発言は慎重に行われますが、発言者の意図がマーケットによく理解されない場合は、マーケットが混乱に陥ることがあります。レートチェック
より深刻な状況(政府や中央銀行にとって)が発生している場合 レートチェック が行われます。これは実際の為替介入(円売り)の一歩手前の段階となります。その方法は、日本銀行が為替トレーダーに電話をし、対ドルでの現在の円レートの提示を求めるようです
日銀が「買い」もしくは「売り」を望むなら、"mine" か "yours" と返答し、介入を行います。"never mind" か "nothing" であれば、介入は行いません。これらはトレーダーに対して警告を発することになります。
マーケットは瞬時に反応する
為替介入はもちろんですが、口先介入やレートチェックなどはチャートが大きく動きます。レートチェックは「噂」の段階であってもマーケットには為替介入が近いことと受け取られるので、そういう局面では特にポジション管理に気をつけましょう。為替介入
日銀の介入は2011年以降行われていません。今回のケースでは、日本は祝日でありましたが、最近のボラティリティからすると為替の状況を常にチェックしていたはずです。介入をするとさらに大きく動くようなので、まずはレートチェックを行い、トレーダーが一旦ポジションを決済したのかもしれません。その際にショートカバーを巻き込んで大きく上昇いた可能性もありますね。
いくらなんでも 110円割れは安倍政権自体の終焉にもつながりかねない重大インシデントでしょうから…。