2月1日から2月5日までの、ドル円相場に影響しそうな経済指標のまとめと私的な考察です。
2月1日から2月5日までの、ドル円相場に影響しそうな経済指標のまとめと私的な考察です。
来週の関心は、米中で発表される重要経済指標。
中国1月製造業PMIは、前月を下回る予想となっており、中国景気の先行きに警戒感が強まる可能性がある。米国では週末発表の1月雇用統計に注目。非農業部門雇用者数が2カ月連続で市場予想以上となれば、米経済への安心感からドル・円の支援材料となる。
ただ、年初来の市場の混乱は中国経済の減速懸念や原油安が原因。日銀が緩和強化策を打ち出しても「根本的な問題の解決にはならない」(みずほ銀行の唐鎌大輔チーフマーケット・エコノミスト)との見方も根強い。
来週は米国で重要経済指標の発表が相次ぐ。
ISM製造業景気指数は、好不況の分れ目となる50を昨年11月から2カ月連続で割り込んでおり、1月分の数字も悪かった場合は3月利上げが難しいとの見方が増えてきそうだ。
経済指標
2/1(月)
- 10:00 (中) 1 月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
- 10:45 (中) 1 月 Caixin 製造業購買担当者景気指数(PMI)
- 22:30 (米) 12 月 個人所得
- 22:30 (米) 12 月 個人消費支出(PCE) ★★
- 24:00 (米) 12 月 建設支出
- 24:00 (米) 1 月 ISM 製造業景況指数 ★★
2/2(火)
- 19:00 (欧) 12 月 卸売物価指数(PPI)
- 19:00 (欧) 12 月 失業率
2/3(水)
- 10:45 (中) 1 月 Caixin サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
- 11:30 (日) 黒田日銀総裁 発言
- 22:15 (米) 1 月 ADP 雇用統計 ★★
- 24:00 (米) 1 月 ISM 非製造業景況指数 ★★
2/4(木)
- 22:30 (米) 前週分 新規失業保険申請件数
- 24:00 (米) 12 月 製造業新規受注
2/5(金)
- 22:30 (米) 12 月 貿易収支
- 22:30 (米) 1 月 非農業部門雇用者数変化 ★★★
- 22:30 (米) 1 月 失業率 ★★★
予想レンジ
モーニングスター
118.50 - 123.50
来週の東京外国為替市場見通し (2016/01/29 19:05)日銀が29日、追加金融緩和策としてマイナス金利導入を発表、直後にドル・円は急伸。ただ、金融機関が日銀に預けた当座預金の中で所要準備預金を超過している部分のみにマイナス金利が導入されることで実効性を疑問視する向きもある。
来週の関心は、米中で発表される重要経済指標。
中国1月製造業PMIは、前月を下回る予想となっており、中国景気の先行きに警戒感が強まる可能性がある。米国では週末発表の1月雇用統計に注目。非農業部門雇用者数が2カ月連続で市場予想以上となれば、米経済への安心感からドル・円の支援材料となる。
ロイター
119.00 - 122.00
来週の外為市場 (2016/01/29 17:21)日銀が29日の決定会合でマイナス金利を導入する追加緩和を決めた。大方の市場参加者が現状維持とみていたことからサプライズとなり、118円半ばだったドルは一時121円半ばまで3円近く吹き上がった。市場では「マイナス幅の拡大を視野に入れれば打ち止め感も出にくい。(市場が防衛ラインとみている)115円を割り込むリスクも後退した」(国内金融機関)との声が出ている。
ただ、年初来の市場の混乱は中国経済の減速懸念や原油安が原因。日銀が緩和強化策を打ち出しても「根本的な問題の解決にはならない」(みずほ銀行の唐鎌大輔チーフマーケット・エコノミスト)との見方も根強い。
来週は米国で重要経済指標の発表が相次ぐ。
ISM製造業景気指数は、好不況の分れ目となる50を昨年11月から2カ月連続で割り込んでおり、1月分の数字も悪かった場合は3月利上げが難しいとの見方が増えてきそうだ。