FX を始める前に、多くの方はデモトレードで練習するのではないでしょうか。しかし、いざ実際にリアルトレードを始めると負けます。私もそういう経験はあります（笑）。 なぜでしょう？
なぜでしょう？
デモトレードとリアルトレードの違い
仕組み的な違いはないと私は考えています。証券会社によっては細かい違いはあるでしょうが、少なくとも値動きの部分や注文方法含め、リアルトレードと同じ環境で練習ができることは間違いないと思います。したがって、いきなりリアルトレードを行うのではなく、デモトレードから練習をするということは有効であることは間違いないと個人的には思います。
にもかかわらず多くの方がリアルトレードと違うと感じるのは、取り組み方、マインドの方に原因があると思います。
負けとは？
そもそも、負けるとはなんでしょうか？投資においては「資金が減った」という事象を指しますよね。
デモトレードでは、そういったもっとも大事な資産管理の部分が蔑ろになってしまいがちなのだと考えます。
デモトレードでは、たいてい 500 万円とかのバーチャルな資金が用意されています。バーチャルなので、極端な話としては全て吹っ飛んでも別になんとも思わないわけです（笑）。そうではない方もいるかもしれませんが、本質的に自分の資産を減らすことはありません。
しかし実際には、何ロットでトレードして、どのくらい勝って、どのくらい負けたのか。年率換算するとどうか、週別、月別ではどうなっているのか...という分析・振り返りまでを行わなければ、一番大切な目的である「資産を増やす」ということが達成できなくなってしまうのです。
投資として考える練習をするべき
テクニカル的な値動きを存分に練習して完璧だと思って、実際にリアルトレードを始めてみて、うまくいく方もいるでしょう。しかし、資産管理の部分がしっかりとしていないと、一瞬にして増やした資産を失い、さらに元金を減らす事にもなりかねないのです。デモトレードは、ギャンブルのようにやってはいけないのだと思います。
「トータルでは少し勝っている」というような、パチンコをやる方が口に出しているようなことをしてはだめなのです（勝っている方もいるでしょうけどね）。
そういう厳しい世界なのだと思います。
