6 月景気ウォッチャー調査 基調判断:緩やかな回復基調が続いている。 現状判断 DI:51.0 家計動向 (やや良) ボーナスの支給が始まり、予想よりも増えていたケースから消費拡大につながっている。 (不変・やや悪) 円安や原材料価格の上昇から、食品な...
6 月景気ウォッチャー調査
基調判断:緩やかな回復基調が続いている。現状判断 DI:51.0
家計動向
(やや良)- ボーナスの支給が始まり、予想よりも増えていたケースから消費拡大につながっている。
- 円安や原材料価格の上昇から、食品などの値上げが相次ぎ、買い控えが広がる。
- 小売店では天候不順の影響で客数が減少した。
企業動向
(やや良)- 中小企業全般に設備投資にかかる借り入れが増える。
- 円安による原材料費高騰を価格転嫁できない。
- 円安は原油価格にも影響。燃料の高騰。
雇用動向
(不変)- 受注数は堅調だが、派遣が伸びていない。
先行き判断 DI:53.5
家計動向
(やや良)- ボーナスの支給およびプレミアム付き商品券の販売で個人消費が上がる。
- インバウンド消費。
- 円安による輸入品の高騰。
- 少ないベースアップ。
企業動向
(やや良)- 自動車、医療機器、林業機械関連はまずまず。
- 円安から、完成車メーカーでは今と変わらず堅調な生産が見込まれる。
- 原材料の高騰が止まらない。
雇用動向
(不変)- インバウンド消費に関連する業種の雇用環境の改善。
感想
指数自体は 2 ヶ月連続の悪化。家計動向関連 DI 、雇用関連 DI は低下。企業関連 DI は上昇。企業の設備投資が増加していることに注目。今後は、夏のボーナス、外国人観光需要、プレミアム付き商品券への期待がみられる予想だが、中国市場の動向によってはインバウンド消費が落ち込むことも予想されるので注意が必要。
DI(Diffusion Index)