来週の外為市場のポイント 新型コロナウィルスの再拡大の懸念 リスク回避の円買いが活発化 103 円への再トライはありそう 短期的な懸念 > 長期的な期待 FX Weekly - 三菱UFJ銀行 ワクチン開発報道によって、長期的にみたコ...
来週の外為市場のポイント
- 新型コロナウィルスの再拡大の懸念
- リスク回避の円買いが活発化
- 103 円への再トライはありそう
短期的な懸念 > 長期的な期待
FX Weekly - 三菱UFJ銀行ワクチン開発報道によって、長期的にみたコロナ禍終息への期待が高まっている一方、再び猛威を振るい始めた新型コロナウイルスによる短期的な経済への悪影響が懸念されつつある。
北半球が冬場の間、劇的な事態の好転は見込みにくいばかりか、足もとの日本の状況をみても寧ろここから事態がさらに悪化する可能性も低くない。
こうしてみると、少なくとも年明け第1 四半期までは経済成長にもかなりの悪影響が生じる恐れが強い。来週も長期的な楽観論よりも短期的にみた悲観論が優勢とみられる。
ドル円に関して言えば、一連のワクチン開発報道に沸いた後、105 円台での上値の重さを確認したことが尾を引きそうだ。特に、改めてあっさりと 104 円台を割り込んだことは多くの市場参加者にドル円の下落リスクを印象付けた可能性が高い。
予想レンジ:102.75 ~104.75
緩やかに円高進行、米追加緩和の思惑も
来週の外為市場 - ロイター来週の外為市場では、コロナ感染の世界的な再拡大、弱さが目立ってきた米経済指標と米国の追加緩和観測、スムーズに進まない米国の政権移行がもたらす実体経済への悪影響など、さまざまなリスク要因が意識され、じわじわと円高が進みそうだ。
コロナ感染拡大に歯止めがかからないことによるリスク回避の円高、人民元高/ドル安、さらに 12 月の FOMC で資産買入増額や期間延長の思惑も出始め、米長期金利が1%を超えて上昇するシナリオは描きにくい。円買い要因とドル売り要因の併存がドル円の下押し圧力を形成するとみている。
予想レンジ:102.50 ~105.00
リスク回避の円買い再び
チャート: Trading Viewドル円は大統領選挙後に一時 105 円を付けたものの、105 円台を維持できずあっさりと下落。そこからは連続陰線となり、上がってきたらひたすら「ドル円ショート」していればいいだけの状況です。
かろうじてピボット S1 で下げ止まっているものの、非常に弱々しいチャートです。
新型コロナウィルスの再拡大により、ファンダメンタルズとしても最悪。
リスク回避の円買いが巻き起こっています。
テクニカル的には、レンジの下限をどこにするのか、まだ迷っている状況に見えます。
個人的なメインシナリオとしては、ドル円は 103 円〜 105 円のレンジ。
まず、103 円で下げ止まるかどうかに注目です。
予想レンジ:102.80 ~104.50