チャートを開いたとき、どの時間足を見るのか? いちばん初めに疑問に思うことですね。 時間足は、自分が好きなものを見れば良いという話ではありません。 より多くの人が見ている時間足の流れに乗ることが、勝ち組トレーダーへの第一歩です。 時間足のおすすめ トレーダーの日常は、...
チャートを開いたとき、どの時間足を見るのか?
いちばん初めに疑問に思うことですね。
時間足は、自分が好きなものを見れば良いという話ではありません。
より多くの人が見ている時間足の流れに乗ることが、勝ち組トレーダーへの第一歩です。
時間足のおすすめ
トレーダーの日常は、こんな感じになると思います。
日常的には、日足と 4 時間足の確認を行います。
週末がきたら、週足を確認して次週のトレード戦略を立てます。
月が変わったら、月足で相場環境を再確認します。
時間足の考え方
実際にトレードを行うにあたっては、
その人のトレードスタイルにより、どの時間足でトレードするのか決まります。
トレードスタイル | ポジション保有期間 | 時間足 |
スイング・長期 | 数日〜数ヶ月単位 | 日足、4時間足 |
デイトレ | 数分〜数時間 | 4時間足、1時間足、15分足 |
スキャルピング | 数秒〜数十分 | 1時間足、30分足、15分足、5分足、1分足 |
なお、初心者がよくやる一番まずい失敗は、
スキャルピングのつもりでエントリーしたが、ローソク足が逆行した。
時間足を変えて確認したら、まだ OK っぽいので、
損切りせずそのままポジションを持ち続けた
と、いうもの。
最終的には週足や月足をみて、謎の安心感を持ち、損切りできなくなって破産、というケースが、FX では非常に多いです。
エントリーした時間足で、利食い、損切りを行うルールを徹底します。
時間足の特徴
時間足には、それぞれ特徴があります。
月足
年単位のトレンドを把握するために使用します。月が変わったら、主要通貨(ドル、ユーロ、円、ポンド、豪ドル)のチャートをチェックし、価格が節目に接近しているか、通貨ごとのトレンド、相関関係を確認します。
自分がトレードする通貨に関しては、節目にラインを引いておくといいと思います。
週足
次週のトレード戦略を立てたり、数ヶ月単位のトレンドを把握するために使用します。テクニカルであれば MACD 等の先行してシグナルを出すものをチェックすることで、こう動いたらこうする、といったシナリオを作っておきます。
日足
基本となる時間足です。50pips〜100pips 以上の利益を獲得することを目指す、スイング〜長期トレード向きの時間足です。テクニカル的にも大きな意味を持ち、世界中のトレーダーが注目している時間足と言えます。4 時間足
20pips〜50pips 程度の利益を獲得することを目指す、スイングトレーダー御用達の時間足です。日足と並んで多くのトレーダーが注目している時間足です。1 時間足、30 分足、15 分足、5 分足、1 分足…
数 pips 〜 10pips 程度の利益をひたすら積んでいく、スキャルピングトレーダー専用の時間足です。たいていの場合、ポジションはオーバーナイト(次の日への持ち越し)をせず、その日のうちに全て決済されます。大きな注文の影響を受けやすく、テクニカルの騙しも非常に多くなります。
勝ち続けるのには難しい時間足です。
また、基本的にチャートをずっとチェックできる人でないと難しいので、専業トレーダー以外はあまりおすすめできません。
FX で最強の時間足は日足と 4 時間足
兼業トレーダーは、日足をチェックしつつ、4 時間足でトレードするのがおすすめです。チャートの形状もきれいなので、トレンドもつかみやすいです。
一見すると、スキャルピングが一番儲かりそうですが、ずっとチャートを見ていても、エントリーできるチャンスは意外に少ないものです。
(もちろん、動物的な勘を持ち、スキャルピングで大きな利益を短期間で出す方はいます。ただ、万人向けの手法とはいえません)