RBNZ(NZ準備銀行)は、8 月の政策会合において、マイナス金利導入についての強いメッセージを出しました。これは、銀行や企業の借り入れコストを抑え、新型コロナウイルス感染の流行で悪化した景気を刺激するためのものです。 かつて、NZ ドルといえば高金利通貨の...
RBNZ(NZ準備銀行)は、8 月の政策会合において、マイナス金利導入についての強いメッセージを出しました。これは、銀行や企業の借り入れコストを抑え、新型コロナウイルス感染の流行で悪化した景気を刺激するためのものです。
かつて、NZ ドルといえば高金利通貨のひとつと見なされていましたが、仮にマイナス金利を導入すると、欧州、日本に続き、ニュージーランドも「金利がない世界」への仲間入りを果たします。
次回 NZ中銀政策会合は 9 月 23 日
チャート: Trading View8 月の政策会合では、金利を据え置きましたが、2020 年後半にかけて NZ ドルは上値の重い展開となりそうです。
興味深い事実は、一目均衡表による分析です。
雲のねじれと、次回の NZ
政策会合の日付(9/23)がほぼ一致しています。
テクニカル通りにすべて動くということはあり得ませんが、ニュージーランドも、通貨高はあまり許容できないというのが本音でしょう。
一目均衡表は、数多くのテクニカルの中でも唯一「未来」を予測することができるものです。偶然とはいえ、テクニカル的にも、これ以上の NZドル円高は難しい状況なのかもしれません。