来週の外為市場のポイント 日銀金融政策決定会合(15日〜16日) FOMC のハト派的な緩和姿勢による米国債の利回り低下圧力 コロナに対する懸念が和らげば、ユーロや資源国通貨に対して円売りが続きそう 日銀金融政策決定会合 日銀金融政...
来週の外為市場のポイント
- 日銀金融政策決定会合(15日〜16日)
- FOMC のハト派的な緩和姿勢による米国債の利回り低下圧力
- コロナに対する懸念が和らげば、ユーロや資源国通貨に対して円売りが続きそう
日銀金融政策決定会合
日銀金融政策決定会合が15日、16日にかけて開催される。政策の変更や見直しは行われない見通しで、無風で通過する見込み。為替に対しての影響より、どちらかというと株に対してのサポートになろう。
FOMC のハト派的な緩和姿勢
6 月の FOMC では、事実上のゼロ金利政策が長期するとの見通しが示され、ハト派的な結果となった。これにより、米国債の利回りは一段と低下する可能性が高まっている。これはドル円に対しては下押し圧力として働くため、上値は重くなる。
ユーロや資源国通貨に対しての円売り
「綱渡りの楽観」続く、リスク要因は米中対立の激化=来週の外為市場経済活動再開による景気回復期待が高まることで、リスクオンに傾いた場合、思惑からドルが売られ、ユーロ及び資源国通貨が買われる可能性が示唆されている。
リスク回避姿勢が高まった場合、逆にドルが買われるため、これら通貨が売られる結果となろう。
滞空時間の短かった110円
ドル円は週の始まりから 4連続で陰線。先週とは真逆の結果となり、上昇分全てを吐き出す結果となりました。やや値を戻して越週していますが、テクニカル的にはやや弱気。来週にかけて106 円以下を試してもおかしくないローソク足となっています。
106円を下回った場合にも、その水準を下限として、110 円までのレンジ相場に移行する可能性が高く、相変わらず動かないドル円に収束していくのかもしれません。
基本的には戻り売りですが、突っ込みづらい雰囲気があります。
ドル円に関しては、下がったら逆張りの買いも戦略としては面白いかもしれませんね。
予想:106.00~111.00