ついに、ドル円の流れが変わってきました。 ドル円の需給か崩れ、円安方向へ 前回の大統領選挙でトランプ大統領が当選した時のラリーから 4 年近く。 ドル円は、ずっと狭いレンジ、の間を行き来していました。 これは、上がれば叩かれる、下がれば買う、という需給...
ついに、ドル円の流れが変わってきました。
ドル円の需給か崩れ、円安方向へ
前回の大統領選挙でトランプ大統領が当選した時のラリーから 4 年近く。ドル円は、ずっと狭いレンジ、の間を行き来していました。
これは、上がれば叩かれる、下がれば買う、という需給の関係から、膠着状態が続いていたと言えます。
2020 年春。
新型コロナウイルスの騒動であまり注目になっていませんでしたが、新年度を迎え、GPIF と生保という巨大ヘッジファンドの運用方針が発表されました。
- GPIF は、外債の運用比率を 15% から 25% に引き上げ (ドル円買い)
- 生保は、国債に回帰 (ドル円売り)
テクニカル的にも変化の兆し
ファンダメンタルズ分析をする場合、やや長い目線でチャートを見る必要があります。ドル円の月足チャートを見ると、5 月から MACD が上向いてきています。
ローソク足も、200 日移動平均線から上に放たれはじめていることから、円安ラリーの初動のようなチャートになってきています。
チャネルラインの上抜けが必須条件
テクニカル的には、111 円を明確に越えてくると、次は 115 円が視野に入ってきます。そのための燃料として、日本の個人投資家 (ミセスワタナベ) の逆張りのショートポジションが使われる可能性があります。
日経に定期的に記事が出ますが、「110 円で売り向かうミセスワタナベ」 等の記事が出た場合、海外勢がそのポジションをロスカットさせるためにあえて 「ドル買い」 に走る可能性があります。
クジラ + 海外投資家
この動向にはくれぐれも注意です。