今週のポイント ファンダメンタルズ的には、経済活動再開の期待がかかる ドル円は動かないので、他の通貨を取引しよう テクニカル的には上昇余地あるが…… ドル円は取引が低調で、ほぼ動かない局面です。 テクニカル的には MACD がゼロラインを抜きそうで、やや...
今週のポイント
- ファンダメンタルズ的には、経済活動再開の期待がかかる
- ドル円は動かないので、他の通貨を取引しよう
テクニカル的には上昇余地あるが……
ドル円は取引が低調で、ほぼ動かない局面です。テクニカル的には MACD がゼロラインを抜きそうで、やや上昇期待がかかる状況。
とはいえ、上値では 200 日移動平均線が控えており、結局ここを上抜くことができず終始レンジに落ち着くのではないでしょうか。
予想:107.00~108.20
来週の相場予想サマリー
ソース | 予想レンジ | 予想 | 概要 |
三菱UFJ銀行 | 106.50~108.30 | 中立 | FX Weekly 段階的な経済活動の再開が見込まれる中、ドル円にもいくらか上昇余地が残されている。 但し、その場合も以下複数の要因から108 円台では依然として上値は重そうだ。 新型肺炎を巡り、抜本的な終息は依然として見通せていないこと 米中間の緊張が高まる危険性が大きい 現在 108 円 31 銭付近に位置する 200 日移動平均線を明確に上抜けするハードルは高い |
ロイター | 106.50~108.50 | 中立 | コロナ後の景気回復期待に基づく楽観ムードが先行し、ユーロや資源国通貨が基調として上昇し、クロス円での円安の流れが続く公算が大きいとみられる。最大のリスクは米中対立の一段の激化で、株安を経由してリスク回避の円買いをもたらす可能性がある。 一方、東京市場の出来高減少は、トレンド形成を阻んでいるという。 日銀によると、ドル/円のスポット取引の出来高は昨年のクリスマス以来の低水準となった。 新型コロナウイルスの感染拡大で「在宅勤務のトレーダーが多く、リスクをとってポジションを張りにくい状況になっている」という。 |
岡三オンライン証券 | 106.00~108.30 | 中立 | 武部力也の週間為替相場見通し 筆者が警戒しているのは国内報道各社による世論調査で安倍内閣の支持率が30%台に下落し、更にはこれが海外にも伝わっている点である。無論、安倍内閣支持率失速が直ちに政権交代としたシナリオに直結するとは到底思えない。 しかし、本年は桜を見る会問題から始まり、最近はコロナ禍での東京五輪延期や夏の甲子園中止、そして生活・雇用不安の増幅、経済活動再開時期や検察庁法改正案(定年延長・賭け麻雀問題)を巡っては行き場のない憤りとして政治不信が報じられている。 政権支持率の危険水域は20%台、と永田町関係者が囁く中では世論動向次第ではリスクシナリオも準備しておく必要もあり安倍政権の丁寧な国会運営が試される局面とも言えそうだ。 テクニカル観点では日足雲帯(106.697-108.50)を大枠意識。 上値焦点は日銀短観2020年度ドル円想定為替レート107.98、4/16-17高値圏108.09-095と符合する5/19高値108.10、200日線(108.30)、4/13高値108.445、4/10高値108.60。 下値焦点は5/18安値107.065、5/15安値106.85、5/11-13-14安値圏106.76-71。割れると5/8安値106.215、節目106.00、3/17安値105.86、3/16安値105.13、3/14安値104.50を推考。 |