テクニカル的にはレンジ突破だが、一旦の下押しはありそう 予想:109.30~110.50 ドル円は心理的な節目の110円を突破して越週しています。 テクニカル的にはボックスを上抜けしましたが、チャートからはやや弱々しい印象を受けます。 ここで滞留していると、徐々にショー...
テクニカル的にはレンジ突破だが、一旦の下押しはありそう
予想:109.30~110.50ドル円は心理的な節目の110円を突破して越週しています。
テクニカル的にはボックスを上抜けしましたが、チャートからはやや弱々しい印象を受けます。
ここで滞留していると、徐々にショートが増えていくため、なんらかのきっかけで下落に転じる可能性が高いように思われます。ファンダメンタルズとしてもヘッドラインリスが高く、積極的に買える状況ではありませんね。
逆張り承知でショートを短い時間持つのも面白いかもしれませんが、様子見の週になりそうです。
来週の相場予想サマリー
先週は、各社とも「110円の壁は厚く、下落リスクが高い」という予想でしたが、今週はさらに弱気シナリオが増えています。ソース | 予想レンジ | 予想 | 概要 |
三菱UFJ銀行 | 109.10~110.90 | 横ばい | 日銀金融政策決定会合、ECB定例理事会とのに政策変更は無し。経済指標では、米国1月製造業PMI指数に注目か。 米国株式の動向が重要な指針となる。金利の抑制=株価上昇。本来は抑えられた金利はドル円の下押し材料となるが、株式が堅調に推移するならばドル円の極端な下押しはしづらい。 ただし、ドル円がここから上昇トレンドをたどることはない。 |
ロイター | 109.50~111.00 | やや強気 | 来週の外為市場でドルは緩やかなペースで111円を目指すとみられる。金融政策の現状維持を続ける日本の円が、海外投機筋の格好の売りターゲットになっているためだ。 ただ、資本筋など実需勢のドル買いが低調なため、ドル高/円安トレンドは脆弱性を有し、イラン情勢、米中対立、トランプ発言、米長期金利の動向等のリスクを有する。 |
FX羅針盤 | 108.75~110.75 | 弱気 | テクニカル的に見て、「地合いの強さ」を意識させるチャート形状となっている。 但し、ファンダメンタルズ的に見ると、日米金融政策の方向性の違い、トランプ大統領の弾劾リスク、米国ファンダメンタルズのさえない結果…ドル売り・円買いを想起させる材料がたくさんのこっている。 つまり、テクニカル的な地合いの強さはあるものの、ファンダメンタルズ的な弱さがあるため、ドル円の続伸は難しい。 |