2017年6月8日に実施されるイギリス総選挙(英国議会の下院議員選出)は、日本時間では8日15時~9日6時まで投票が行われます。 選挙の争点 EU 離脱後の国のかじ取りと、治安問題。 各党の主張 与党・保守党(The Conservative and Unionist P...
2017年6月8日に実施されるイギリス総選挙(英国議会の下院議員選出)は、日本時間では8日15時~9日6時まで投票が行われます。
参戦する場合、もともと値動きが激しいポンドなので、フルレバ厳禁となります。
選挙の争点
EU 離脱後の国のかじ取りと、治安問題。各党の主張
与党・保守党(The Conservative and Unionist Party)テリーザ・メイ氏
「ハード・ブレグジット」路線。EU 離脱後は、EU をはじめ世界各国と自由貿易協定を結ぶ。- 単一市場や関税同盟から撤退。
- 必要な人材は確保しつつも、移民を年間 10 万人以下に抑制。
- 過激派思想の広がりを防ぐため、入りぎす社会の価値観の遵守を指導。
- 電気・ガスなど公共料金に上限設定。
- 医療福祉予算を 5 年間で 80 億ポンド(1 兆円余)拡大。
野党・労働党(The Labour Party)ジェレミー・コービン氏
「ソフト・ブレグジット」路線。EU からの離脱に向け、EU 単一市場へのアクセスを確保するかどうか。- 単一市場へのアクセス維持,EU 関係重視。
- 移民に対しては寛容な姿勢。移民の受け入れに上限は設けない。
- 警察官を 1 万人増員するなど、治安機関を強化。
- 最低賃金の引き上げ。
- 医療福祉政策に 5 年間で 300 億ポンド(4 兆 2000 億円余)拡大。
- 富裕層や大企業への課税強化。
- 移民に対しては寛容な姿勢。移民の受け入れに上限は設けない。
ポンドドル・ポンド円への影響
8日のロンドン市場から、翌日の日本市場まで影響が出るかもしれません。市場は保守党の勝利を織り込んでいますが、仮に保守党が敗北した場合、ポンドは下落し、ドル円にも影響が及ぶ可能性があります。ポンドドル日足
与党保守党のリード縮小という報道においても、下値はサポートされています。25 日移動平均線に抑えられる形で越週です。ポンド円日足
どうしてもドル円に引っ張られますが、下げ止まり感はあります。参戦する場合、もともと値動きが激しいポンドなので、フルレバ厳禁となります。