誰しもが無風で通過すると考えていた 12 月の日銀金融政策決定会合で大波乱が発生しました。
誰しもが無風で通過すると考えていた 12 月の日銀金融政策決定会合で大波乱が発生しました。
その発表の遅れにしびれを切らすように、日銀の追加緩和への期待から徐々にドルを買い始める、いわばフライング的な動きでドルはジリジリと上がっていました。
その直後、ドル円は 123.56 台まで跳ね上がります。
誰しもが「黒田バズーカ 3 が発射された!」と感じましたが、123 円台に待ち構える大量の売り注文と、発表内容が「追加緩和ではない」ということがわかり、失望とともにドル円は真っ逆さまに下に動きました。
市場をコントロールできなかった ECB のドラギ総裁の轍を踏んだことになりますが、さらにたちが悪い印象です。
「物価目標への未達」「躊躇なく追加緩和」という発言を繰り返す黒田総裁もどうかと思いますが、過度な追加緩和期待の市場参加者の甘えもあると思います。
追加緩和というキーワードに対して、モラルハザードが起きているのではないでしょうか。
コントロール不能に落ちいったインフレは、どういう結果をもたらすでしょうか?
安倍政権は、もはや 2016 年の選挙のことしか考えていません。
それはすなわち、一番票を入れてくれる老人たちへのバラマキです。
2016 年の選挙で今までと同じ結果(投票率の低さ、無関心)となり、日本の財政に本気で切り込まない今のままの状態が続いた末に待ち受ける未来は、非常に暗いものになる気がします。
しかし、バラマキを享受した老人たちは、それでも逃げ切ることができるという事実が、この国をむしばむ一番の癌ではないかと思います。
黒田バズーカ 3 不発!?
日銀金融政策決定会合での決定内容の発表時間は未定ではありますが、通常ランチ前に発表されることが多いです。しかし、今回は発表が遅れていました。その発表の遅れにしびれを切らすように、日銀の追加緩和への期待から徐々にドルを買い始める、いわばフライング的な動きでドルはジリジリと上がっていました。
その直後、ドル円は 123.56 台まで跳ね上がります。
誰しもが「黒田バズーカ 3 が発射された!」と感じましたが、123 円台に待ち構える大量の売り注文と、発表内容が「追加緩和ではない」ということがわかり、失望とともにドル円は真っ逆さまに下に動きました。
市場をコントロールできなかった ECB のドラギ総裁の轍を踏んだことになりますが、さらにたちが悪い印象です。
市場との対話と参加者の甘え
日銀は今後の展開について、ほとんど発信をしていないに等しいと思います。「物価目標への未達」「躊躇なく追加緩和」という発言を繰り返す黒田総裁もどうかと思いますが、過度な追加緩和期待の市場参加者の甘えもあると思います。
追加緩和というキーワードに対して、モラルハザードが起きているのではないでしょうか。
アベノミクス終わりの始まりか?
今回のような事態が、例えば国債で発生したとしたらどうなるでしょうか?コントロール不能に落ちいったインフレは、どういう結果をもたらすでしょうか?
安倍政権は、もはや 2016 年の選挙のことしか考えていません。
それはすなわち、一番票を入れてくれる老人たちへのバラマキです。
2016 年の選挙で今までと同じ結果(投票率の低さ、無関心)となり、日本の財政に本気で切り込まない今のままの状態が続いた末に待ち受ける未来は、非常に暗いものになる気がします。
しかし、バラマキを享受した老人たちは、それでも逃げ切ることができるという事実が、この国をむしばむ一番の癌ではないかと思います。