レセプト債を発行しているファンドが飛びました。 以前この手の話を聞いた時にはけっこう固い商品かと思いましたが、ファンドってやっぱり運ですねw 6日に東京地裁に破産手続きの開始を申し立てたのは、「メディカル・リレーションズ・リミテッド」(東京都新宿区)などファンド3社と、...
レセプト債を発行しているファンドが飛びました。
以前この手の話を聞いた時にはけっこう固い商品かと思いましたが、ファンドってやっぱり運ですねw
例えば、私たちは病院に行った際に保険証を使い、一定の負担額しか窓口では支払わないです。しかし、医療機関は残りをレセプトとして、市区町村や保険組合に請求しているわけです。
この請求期間が数ヶ月(3 ヶ月くらい?)の間、資金繰りに困る病院もあるわけで、その間のつなぎとしてレセプト債を通じて資金を調達します(調達額は、レセプトを満額受け取るよりも少ない。当たり前ですけど)。
運用会社はレセプトを請求し、差額分を運営や配当に充てることでファンドを回します。
請求相手が市区町村や組合なので、レセプトが支払われない、というリスクはない部分が「固い」と私も感じました。顧客である「患者」がいなくなることもないですからね。
ここで難しいのは患者数の見積もりですが、若干多めにしてファンドを組成しているという話も聞いたので、思ったよりも患者が少なかったりすると、集めた資金に対しての配当を出すのに苦労するのかな、とも感じました。
破綻原因の詳細は不明ですが、この手のファンドは個人より大口の顧客が多いはずなので、額は大きくなるかもしれませんね。
あと、そもそもこういうファンドがあるということは、医療機関というのは、私たちが思っているほどウハウハということではなく、経営に行き詰まっている病院もたくさんある、というのが今の日本の現状なのだと思います。
そして、それが国の財政を相当圧迫しているのです。
以前この手の話を聞いた時にはけっこう固い商品かと思いましたが、ファンドってやっぱり運ですねw
6日に東京地裁に破産手続きの開始を申し立てたのは、「メディカル・リレーションズ・リミテッド」(東京都新宿区)などファンド3社と、関係する運用会社「オプティファクター」(品川区)。メディカル社は同日付で破産手続き開始決定を受けた。4社の負債総額は約290億円。
レセプト債とは
字の通り、レセプト(医療報酬の請求書)をファンド化したものです。例えば、私たちは病院に行った際に保険証を使い、一定の負担額しか窓口では支払わないです。しかし、医療機関は残りをレセプトとして、市区町村や保険組合に請求しているわけです。
この請求期間が数ヶ月(3 ヶ月くらい?)の間、資金繰りに困る病院もあるわけで、その間のつなぎとしてレセプト債を通じて資金を調達します(調達額は、レセプトを満額受け取るよりも少ない。当たり前ですけど)。
運用会社はレセプトを請求し、差額分を運営や配当に充てることでファンドを回します。
請求相手が市区町村や組合なので、レセプトが支払われない、というリスクはない部分が「固い」と私も感じました。顧客である「患者」がいなくなることもないですからね。
ここで難しいのは患者数の見積もりですが、若干多めにしてファンドを組成しているという話も聞いたので、思ったよりも患者が少なかったりすると、集めた資金に対しての配当を出すのに苦労するのかな、とも感じました。
破綻原因の詳細は不明ですが、この手のファンドは個人より大口の顧客が多いはずなので、額は大きくなるかもしれませんね。
あと、そもそもこういうファンドがあるということは、医療機関というのは、私たちが思っているほどウハウハということではなく、経営に行き詰まっている病院もたくさんある、というのが今の日本の現状なのだと思います。
そして、それが国の財政を相当圧迫しているのです。