経済指標 07/20(月) (欧) 5 月 経常収支 ※ 特に大きな経済指標の発表はない。 07/21(火) 08:50 (日) 日銀政策決定会合議事要旨 07/22(水) 20:00(米) MBA 住宅ローン申請指数 22:00(米) 5 月 ...
経済指標
07/20(月)
- (欧) 5 月 経常収支
07/21(火)
- 08:50 (日) 日銀政策決定会合議事要旨
07/22(水)
- 20:00(米) MBA 住宅ローン申請指数
- 22:00(米) 5 月 住宅価格指数
- 23:00(米) 6 月 中古住宅販売件数
07/23(木)
- 08:55(日) 6 月 貿易統計(通関ベース)
- 21:30(米) 前週分 新規失業保険申請件数
- 23:00(米) 6 月 景気先行指標総合指数
07/24(金)
- 10:45(中) 7 月 Caixin 製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
- 23:00(米) 6 月 新築住宅販売件数
予想レンジ
モーニングスター
123.00 - 125.84
リスク回避要因となっていた中国・ギリシャの動きが一服、底堅い地合いとなりそう。ただし、124 円台を回復するのがやっとという状況から、ここからの大幅上昇は難しいかもしれない。まずは 6 月 8 日以来の 125 円台を回復できるかどうか。ロイター
123.50 - 125.00
ドル円では、 28 日から TPP 交渉参加 12 ヵ国閣僚会合も控えていること、最近のレンジの上限に迫っていることなどから、上昇余地が他の通貨と比べると限定的となりそう。調達通貨としての円の魅力が薄れていることから、株買い・円売りの流れも後退している。また、125.86 円を超えて勢いづく場面では、日米当局から牽制が出てもおかしくない。
VIX の落ち着きから、リスクオンの流れ。
フィスコ
122.50 - 125.50
ドル円は上げ渋る展開か。FRB 議長の議会証言で年内利上げの方向性が示されたことから、ドルが短期間で大きく下げる状況ではないとみられている。ただし、多くの市場関係者が想定している 120 円 - 125 円の上限に接近しつつあることや、日銀・黒田総裁が「口先介入」した 124 円台後半に近づきつつあり、ドル高進行に対する警戒感が浮上している。ドル上昇につながる具体的な材料が提供されない限り、リスク選好的なドル買いが強まる可能性は低いだろう。三菱東京 UFJ 銀行
122.75 - 124.75
ドル円が 125 円台を付けた 6 月上旬は全面円安局面だったが、現在はそうではないため、上昇の余地は限定的だろう。直近の米国の経済指標を振り返ると、必ずしも米国の総切り上げを後押しするものばりとはいえない。一段のドル高には、米国の利上げを織り込み米国債利回りの上昇がして積極的にドル高が進む展開が求められる。私見
ギリシャの支援をめぐる協議が大筋で合意したこと、中国株式の暴落の一服、日経平均 2 万円回復等、ドル円は急速に切り返し一気にリスクオンの展開となった。ただし、いずれの問題も根本的な解決をしたわけではないことは明らか。「双方が妥協した。勝者も敗者もない。ギリシャ国民を辱める合意ではない」 という趣旨のユンケル欧州委員長の発言は、この問題の難しさや根深さ(ユーロが基軸通貨としての強さを未だに持ちえていない)を物語っているのではないかと思う。
中国株式についても、中国当局の強引なやり方による下落阻止は、国際市場からは失望の声もあった。ああしたやり方がどこまでまかり通るのかには今後も注視する必要がある。また、成長目標として掲げる GDP 成長率 7% についても、辛くも達成されている感があり、あらゆる手段を講じて達成させてくるという状況がどこまで続くのかも関心が持たれるところだろう。
先週は米国の利上げについて、年内のいずれかの時期(どちらかというと 12 月か)という既定路線が示された感からも 124 円を突破した。ただ、その後はかなり頭が重かった印象。週後半の利食いも重なったのだろうが、各紙指摘の通り、通称 「黒田ライン」 の上限に近づきつつあることからも、上ではかなり警戒感を持った敏感な値動きになることは間違いないだろう。
ただ、来週のどこかのタイミングで一時的に 125 円を突破する局面は来ると個人的には思う。