ヘッドラインリスク ドル円は 107 円付近で下げ止まり、反発した状態で越週しました。 2 月下旬に下落が始まった時にもサポートとして機能していた水準で、105 円までの円高水準の前にもサポートができている状態です。 これは、原油価格の持ち直しに連動する形で、週の後半...
ヘッドラインリスク
ドル円は 107 円付近で下げ止まり、反発した状態で越週しました。2 月下旬に下落が始まった時にもサポートとして機能していた水準で、105 円までの円高水準の前にもサポートができている状態です。
これは、原油価格の持ち直しに連動する形で、週の後半にドル買いが起こったためです。
ただ、一方で「円買い」も強烈に起こっています。
ドルが買われていて、円も買われている今の状況だと、動きづらい状態になります。
ちょっとしたヘッドラインで大きく動く状態はまだ続いています。
こまめに利食いをするしかない、我慢の時期に入ったのかもしれません。
テクニカルとしては、MACD が 0 を上抜けそうな角度になっています。
50 日移動平均線に支えられて上昇基調を維持しているため、週前半はやや強気となりそうではあります。
ただし、その後 111 円に接近したあとどうなるか……週の半ばから米国の重要な経済指標の発表があるため、そこで確定売りが出そうな雰囲気。
中途半端な位置での売り買いは厳禁です。
予想:107.00~110.00
来週の相場予想サマリー
ソース | 予想レンジ | 予想 | 概要 |
三菱UFJ銀行 | 106.25~109.25 | 弱気 | FX Weekly 円は幅広い通貨に対し、依然として一定の強さをみせている。 一方、3月ほどではないにせよ、ドルも幅広い通貨に対して相応の強さを保っており、来週のドル円は方向感が出にくいだろう。 円とドルがともに一定の強さを示す限り、クロス円の下げ幅拡大に注意を要する。 特に、原油先物相場の動向に注目だ。需要の落ち込みが見込まれる限り、供給減だけで持続的な相場の反転上昇は期待しづらい。再び原油先物相場が反落する場合、リスク回避姿勢の台頭とともに、資源国通貨に対する円高の進行度合いも増すとみられ、留意したい。 |
ロイター | 105.00~110.00 | 中立 |
来週の外為市場
ドル高の持続力を見極める展開となりそうだ。リスクオフムードの下で円が買われる機会も多く、ドル/円は売買が交錯しやすい状況だが、この拮抗が何らかのきっかけで崩れれば、円高か円安が大きく進む展開もあり得る。米連邦準備理事会(FRB)が矢継ぎ早の対策を打ち出したことで、市場のドル不足感は急速に後退している。 そのドル不足がほぼ解消された今、何らかのニュースがあった際に、各市場がどう反応するかを予測するのは難しくなってきた。 薄商いが予測困難な状況に拍車をかけている。普段なら影響が限られる小口取引でも、タイミングによっては突発的な変動を引き起こすこともあり、要注意だ。 |
FX羅針盤 | 106.00~109.50 | 弱気 | 来週の為替相場見通し ドル円は、テクニカル的にも、ファンダメンタルズ的にも「下落リスク」が警戒される。 米FRBによる量的緩和拡大(ドル売り要因)や、米経済指標の大幅悪化(ドル売り要因)、本邦における先行き不透明感の高まり(円高要因)、リスク回避ムードの再燃リスク(クロス円売り→ドル円連れ安の流れ)が重石になると見られる。 クロス円下落→ドル円連れ安のシナリオを想定。 |