主要な経済指標のまとめと、ドル円相場の展開を考察します。
主要な経済指標のまとめと、ドル円相場の展開を考察します。
経済指標一覧(日本時間)
9/30(月)
- 17:30(英) 4-6月期 四半期国内総生産
10/1(火)
- 休場:中国、香港
- 08:50(日) 7-9月期 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
- 13:30(豪) 豪準備銀行 政策金利発表
- 18:00(欧) 9月 消費者物価指数(HICP)
- 21:30(加) 7月 月次国内総生産(GDP)
- 23:00(米) 9月 ISM 製造業景況指数
10/2(水)
- 休場:中国
- 21:1(米) 9月 ISM 非製造業景況指数
10/3(木)
- 休場:中国
- 23:00(米) 9月 ISM 非製造業景況指数
10/4(金)
- 休場:中国
- 21:30(米) 9月 非農業部門雇用者数変化
- 21:30(米) 9月 失業率
- 27:00(米) パウエル FRB 議長 発言
今後のドル円予想
モーニングスター
来週の東京外国為替市場見通し米9月雇用統計やFRB高官発言などに注目
予想レンジ:107.00 - 109.20
週明けは米9月ISM(供給管理協会)製造業景気指数をはじめ、週末の米9月雇用統計など重要経済指標が相次ぐ。
前者は8月実績で3年ぶりに好不況の目安となる50を割り込んだ。
米中通商問題での両国対立による影響が出たのと見方があるが、50台回復との見方が有力視されている。
後者の雇用統計は、非農業部門雇用者数の伸びが6月から鈍化しているものの、サービス業などの堅調が寄与し9月は伸びが加速するとの見方が根強い。
一方、週明けはウィリアムズNY連銀総裁をはじめFRB(米連邦準備制度理事会)高官の講演が相次ぐ。政策金利見通しの行方を左右する発言の有無には気を付けたい。
このほか、トランプ米大統領の弾劾調査に乗り出した野党・民主党と米政権側との攻防が長引くようだと市場のムードに水を差す可能性があるので注意したい。
足元のドル・円は107円ちょうど近辺では底堅く、下落局面でもドルの買い戻しが入りやすい。
米9月雇用統計などが好結果となればドル買い機運が強まりそうだが、200日移動平均線の109.19円近辺が上値抵抗水準として意識されそうだ。
ロイター
来週の外為市場ル堅調地合い継続か、英欧通貨売りで=来週の外為市場
予想レンジ:106.50 - 108.50
来週の外為市場ではドルの堅調地合いが続きそうだ。
金融緩和策への期待感からユーロが、欧州連合(EU)無秩序離脱への懸念から英ポンドが売られやすく、ドルを押し上げる場面が増えている。
主要通貨に対するドルの値動きを示すドル指数が3週間半ぶり高値を更新し、17年以来の高水準に再び接近してきた。主な要因は、平仄(ひょうそく)を合わせる形で安値を更新しているユーロ安だ。
欧州中央銀行(ECB)が今月12日に利下げや量的緩和(QE)再開といった包括緩和を決定して以来、ユーロは上値の重さが目立っている。
英国の欧州連合(EU)離脱が無秩序なものとなる可能性が増してきたことも、ユーロ相場の重しだ。ブレグジットリスクはもちろんポンドに響くが、減速基調の欧州経済が無傷で済むはずがなく、「ブレグジットや欧州経済に関する動静には引き続き注意が必要」(外銀)。
短期筋に売り余地があるとみられることも、思惑を助長する。
米商品先物取引委員会(CFTC)の集計によると、投機ポジションの売り持ちはユーロ、ポンドともに年央から夏にかけて膨らんだ水準から整理が進んでいる。明確な手掛かりがあれば、再び売りが出やすい状況だ。
米国側にも、ドルを押し上げる要因が存在する。夏に急低下した国債金利は反転上昇し、10年金利はギリシャをも上回る水準へ回復した。世界中の運用資金が米国へ向かう構図は避けられない。
ドル円の予想
予想レンジ:107.00 - 109.00
ドル円はリスクオフの地合がやや後退したこととにより、買われやすい状況が続いています。テクニカル的にも、50日移動平均線を押し目に切り返しており、さらに上昇しそうなチャートになってきました、まずは 108.40 円を明確に超えられるかどうかに注目です。
今週は重要な経済指標の発表が相次ぐことから、やや荒い動きになる可能性もあります。
ポジションメイクには十分注意して挑みたいところです。