2018年12月第2週(12月3日~7日)の、ドル円相場の予想と主要な経済指標のまとめから、マーケットの見通しを考察します。 経済指標一覧(日本時間) 12/3(月) 24:00(米) 11月 ISM 製造業景況指数 12/4(火) 12:30(豪...
2018年12月第2週(12月3日~7日)の、ドル円相場の予想と主要な経済指標のまとめから、マーケットの見通しを考察します。
ドル/円にも安倍政権発足後の10─12月期は6年連続で上昇という、強い経験則がある。しかし、そのピークは11月中になることが多い。今回も10月初旬に年初来高値をつけた後、11月に114円前半へ上昇したが、その後は一進一退だ。
北朝鮮の時の様に、守れない約束を取り付けてお茶を濁すぐらいが精々かもしれない。ただ、解決に近づくような何らかの前向きなコメントは出てくる可能性もあり、それに対して市場がどう反応するかがポイントとなろう。
株式が無難な反応を示すようであれば、ドル円は底堅く推移するものと見られる。年末にかけてのドル需要もあるので崩れることはないと期待するが、上値は重いであろう。来週のドル円も今週同様に膠着した展開になるのかもしれない。そのほか、パウエルFRB議長の議会証言や週末には米雇用統計も控えている。
114円を突破することができても上値は重そうに見えます。
リスク管理をしながら、下がったところを買うか、節目で売ってすぐに逃げるという戦略になりますね。
経済指標一覧(日本時間)
12/3(月)
- 24:00(米) 11月 ISM 製造業景況指数
12/4(火)
- 12:30(豪) 豪準備銀行 政策金利発表
- 18:15(英) カーニー英中銀(BOE)総裁 発言
12/5(水)
- 09:30(豪) 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP)
- 24:00(加) カナダ銀行 政策金利
- 22:15(米) 11月 ADP 雇用統計
- 24:00(米) 11月 ISM 非製造業景況指数
- 24:00(米) パウエル FRB議長 発言
12/6(木)
- 特に縦重要な経済指標の発表なし
12/7(金)
- 19:00(欧) 7-9月期 四半期域内総生産
- 22:30(米) 11月 非農業部門雇用者す変化(雇用統計),失業率,平均時給
ドル円予想レンジ
三井住友銀行
FOREX WEEKLY
予想レンジ:113.00 - 114.00
重要イベント通過中
- 週末の米中首脳会談は今のところ実行される見込み。しかし、通商協議の結果は依然として不透明である。
- 今週の米国の金融政策に関するイベントの中ではパウエル議長のスピーチがマーケットを大きく動かした。スピーチを受けて、金利先高観は大きく後退した。
- ただし、12 月に追加利上げが実施されると予想されるため、過度なハト派スタンスを期待するのは禁物である。
ロイター
来週の外為市場
予想レンジ:112.50 - 115.00
ドル/円の上値限定的、不透明感拭えず=来週の外為市場
来週の外為市場でも、ドル/円の上値は限られそうだ。週末の米中首脳会談が穏健に終われば「サンタクロース・ラリー」で米株高や円安が進むとの期待もあるが、米中関係が急速に軟化するような展開は望み薄。英国の欧州連合(EU)離脱問題などその他のリスクも依然山積しており、楽観ムードは広がりにくい。ドル/円にも安倍政権発足後の10─12月期は6年連続で上昇という、強い経験則がある。しかし、そのピークは11月中になることが多い。今回も10月初旬に年初来高値をつけた後、11月に114円前半へ上昇したが、その後は一進一退だ。
Klug FX
とれんど捕物帳
予想レンジ:112.50 - 114.50
FRBの株主対策に期待か? 米中首脳会談は前向きなコメントには期待も
来週だが、12月1日の米中首脳会談を受けての市場の反応次第といったところかもしれない。どうなるかは誰もわからないであろう。市場も、最終合意や全面解決を期待している向きはほぼ居ないであろう。北朝鮮の時の様に、守れない約束を取り付けてお茶を濁すぐらいが精々かもしれない。ただ、解決に近づくような何らかの前向きなコメントは出てくる可能性もあり、それに対して市場がどう反応するかがポイントとなろう。
株式が無難な反応を示すようであれば、ドル円は底堅く推移するものと見られる。年末にかけてのドル需要もあるので崩れることはないと期待するが、上値は重いであろう。来週のドル円も今週同様に膠着した展開になるのかもしれない。そのほか、パウエルFRB議長の議会証言や週末には米雇用統計も控えている。
私見
ドル円の賞味期限
予想レンジ:112.50 - 114.50強い勢いで上昇を続けているドル円ですが、ややその勢いが弱まってきています。とはいえ、まだ上昇のサインは続いており、「 手を出さない 」事が正解のような相場が続いています。
114円を突破することができても上値は重そうに見えます。
リスク管理をしながら、下がったところを買うか、節目で売ってすぐに逃げるという戦略になりますね。