ここ最近の動きを見ていると、米中戦争が始まった雰囲気がありますね。経済の話ですが。
ここ最近の動きを見ていると、米中戦争が始まった雰囲気がありますね。経済の話ですが。
アメリカは中国を標的とし始めた
急に思い立ったわけではないですが、アメリカは「わかりやすい形」で仕掛け始めてきています。
それを端的に示している例としては、先日行われた米中首脳会談です。なんとローマ法王の訪米とかぶっていました。もちろん、アメリカではローマ法王のニュースで持ちきりになります。外交は事前に綿密な調整を経ているわけですから、あえてそうしているわけです。
何よりも面子を重んじると言われる中国に対してこのような行為に及んだということは、アメリカからの強いメッセージであることは明白です。
何よりも面子を重んじると言われる中国に対してこのような行為に及んだということは、アメリカからの強いメッセージであることは明白です。
フォルクスワーゲンの排ガス問題は中国の同盟国への牽制
ドイツはここ数年、非常に中国寄りでした。AIIB (Asian Infrastructure Investment Bank) への出資額を見てもかなりそう思います(インド、ロシアに次ぐ第 4 位の出資額)。
このような状況から、「ドイツは中国側」ということになります。
フォルクスワーゲンの排ガス問題が発覚したのは今ではないとの話なので、一番ダメージを与える今のタイミングでそのカードを切るアメリカは、やはりしたたかであるわけです。
TPP の合意
そして 10 月になり、TPP が合意に至るとの報道(妥結ではないです)。
TPP は「中国以外の国」が参加していますので、これで「誰が味方で誰が敵か」がはっきりとしたわけです。
軍事的な衝突は?
習近平習近平国家主席は軍部を 100% 掌握していないと言われ続けており、軍部の暴走により偶発的に衝突が発生することはリスクシナリオとしてあるようです。そして、その場所は南シナ海と言われています。
全面的に戦争状態となることはおそらくないとは思いたいですが、一時的にでもそういった状態になると、軍需特需が発生します。
有事の際のドル円
以前はドルが買われる動きだったそうですが、最近の傾向では「円買い」される可能性が高そうです。株では重工株が買われるでしょう。
しかし、日本では先に可決した安保法案がどう運用されるのが気になるところです。それによっては、ちょっと今までと流れが変わってくる可能性もあるような気がします。
しかし、日本では先に可決した安保法案がどう運用されるのが気になるところです。それによっては、ちょっと今までと流れが変わってくる可能性もあるような気がします。
個人的には、そういった事態が 2015 年中に発生する可能性は低いと思いますが、来年以降、経済的な不協和音が響いいてきたタイミングで、ひょっとしたら発生するかもしれませんね。
そうなってくると、俄然 金の価値が上がってくるわけです。
そうなってくると、俄然 金の価値が上がってくるわけです。