9 月 21 日から 9 月 25 日までの経済指標のまとめです。
9 月 21 日から 9 月 25 日までの経済指標のまとめです。
25 日の米国内総生産の確定値が上方修正された場合は、早期利上げ観測が広がる可能性もある。
ただ、不調な米経済指標が続いた場合はドル安圧力が高まる可能性もある。ドル安円高方向へのリスクに警戒が必要と考えられる。
8 月 24 日ショック時のような深淵を伺う円急騰場面が発生した場合は "オールジャパン" 国内機関投資家が円高圧力を減衰させるものと推考。
上値焦点は 200 日線 120.80。上抜ければ 9/10 の 121.30。8/28-31 高値 121.50 - 55。最終的には 8/24 高値 122.00 を期待値と見ている。
下値の最終橋頭堡は 9/7 安値 118.79-84。焦点は 9/8 の上昇起点 119.10 からの戻り 9/15 安値 119.40 圏。
週を通じては、今までよりは若干の緊張感が緩和されたような場面も何度かあった気がします。ただ、週後半に見られたドル高は、リスク選好のドル買いというより、テクニカル的な要素でのドル高であるため、下方向への圧力はまだまだ相当あると思っています。逆に、日本時間帯において日経と反転するような本邦勢の売り圧力が嫌らしかったです。
来週は東京市場が 3 日間も休場するため、その間にどう動くのかに注目ですね。ただし、そうは言っても市場の動きを見て、流れに逆らわないトレードが基本的な戦略になると思っています。テクニカル的な上値や下値は意識されそうな気がします。
予想 : 118.60 - 121.00
経済指標
09/21(月)
- 23:00 (米)8 月 中古住宅販売件数
09/22(火)
- 22:00 (米)7 月 住宅価格指数
- 23:00 (米)9 月 リッチモンド連銀製造業指数
09/23(水)
- 10:45 (中)9 月 Caixin 製造業購買担当者景気指数 速報値
- 20:00 (米)MBA 住宅ローン申請件数
- 22:00 (欧)ドラギ ECB 総裁 発言
09/24(木)
- 21:30 (米)8 月 耐久財受注
- 21:30 (米)前週分 新規失業保険申請件数
- 23:00 (米)8 月 新築住宅販売件数
- 30:00(09/25 6:00)(米)イエレン議長 発言
09/25(金)
- 08:50 (日)8 月 全国消費者物価指数(CPI)
- 21:30 (米)4 - 6 月期 四半期実質国内総生産(GDP)確定値
- 23:00 (米)9 月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
予想レンジ
モーニングスター
118.20 - 121.30
来週の東京外国為替市場見通し23 日まで 5 連休となる来週は、引き続き米経済指標と株価動向に左右される展開が予想される。FOMC では、イエレン議長はあいまいな言い回しに終始した。こうした姿勢は市場の波乱要因となりそうで注意が必要。
ロイター
116.00 - 121.00
来週の外為市場東京市場が 3 日間休場となる。ドル下値を支える国内投資家が不在となるため、ドルの下値リスクが拡大しやすい。また、連休明けの国内企業では、期末を控えた円転ニーズがあるとみられ、ドル円の下値余地が広がりそうだ。
フィスコ
118.50 - 121.50
為替週間見通しドル円は伸び悩みか。利上げ先送りにより、リスク選好のドル買いは抑制されるものとみられる。
25 日の米国内総生産の確定値が上方修正された場合は、早期利上げ観測が広がる可能性もある。
三菱東京 UFJ 銀行
FX Weekly
117.75 - 121.00
米国の利上げが見送られ、短期的には市場の強い緊張が一旦和らいだ。緊張の高まりがもたらす円高圧力はいくぶん後退したとみられ、利上げ見送り後のドル円の下げ幅はやや限定的となっている。相対的に見て 120 円割れでの漠然とした値頃感がドル円相場を下支えている。ただ、不調な米経済指標が続いた場合はドル安圧力が高まる可能性もある。ドル安円高方向へのリスクに警戒が必要と考えられる。
岡三オンライン証券
武部力也の週間為替相場見通し
118.80 - 121.50
米国は利上げを見送ったが、海外経済の動向にも配慮を深めたことで、今後の利上げ大義は逆に今まで以上のハードルの高さとなった。日本では、連月の停滞はアベノミクスの黄信号となり、安倍首相も安保関連法案から経済対策に軸足を移すものと思われる。10 月 30 日の日銀金融政策決定会合に向けての動きに注目。8 月 24 日ショック時のような深淵を伺う円急騰場面が発生した場合は "オールジャパン" 国内機関投資家が円高圧力を減衰させるものと推考。
上値焦点は 200 日線 120.80。上抜ければ 9/10 の 121.30。8/28-31 高値 121.50 - 55。最終的には 8/24 高値 122.00 を期待値と見ている。
下値の最終橋頭堡は 9/7 安値 118.79-84。焦点は 9/8 の上昇起点 119.10 からの戻り 9/15 安値 119.40 圏。
私見
市場の大方の予想通り FOMC は利上げを見送りました。私はこれほど注目された FOMC は初めてでしたが、米国だけに配慮せず、外国の経済状況を考慮したというのは歴史上を見ても大きな転換のようですね。週を通じては、今までよりは若干の緊張感が緩和されたような場面も何度かあった気がします。ただ、週後半に見られたドル高は、リスク選好のドル買いというより、テクニカル的な要素でのドル高であるため、下方向への圧力はまだまだ相当あると思っています。逆に、日本時間帯において日経と反転するような本邦勢の売り圧力が嫌らしかったです。
来週は東京市場が 3 日間も休場するため、その間にどう動くのかに注目ですね。ただし、そうは言っても市場の動きを見て、流れに逆らわないトレードが基本的な戦略になると思っています。テクニカル的な上値や下値は意識されそうな気がします。
予想 : 118.60 - 121.00