2024年のジャクソンホール会議は、8月22日から24日に開催 ジャクソンホール会議は、米国のカンザスシティー連邦準備銀行がアメリカ西部ワイオミング州のジャクソンホールで毎年夏に開催する金融・経済シンポジウム。世界各国から中央銀行総裁や政治家、学者などが参加し、世界経済や金融...

2024年のジャクソンホール会議は、8月22日から24日に開催
ジャクソンホール会議は、米国のカンザスシティー連邦準備銀行がアメリカ西部ワイオミング州のジャクソンホールで毎年夏に開催する金融・経済シンポジウム。世界各国から中央銀行総裁や政治家、学者などが参加し、世界経済や金融政策について議論を交わします。
最近の会議では、インフレに対する政策判断や金融市場への影響についても注目されています。
今年話題に挙がりそうなこと
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インフレ対策と金融政策の調整 世界的なインフレに対して、中央銀行がどのような対応策を検討しているかが議論されるでしょう。金融政策の調整や利上げの可能性が焦点となります。
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暗号通貨と中央銀行デジタル通貨 暗号通貨や中央銀行デジタル通貨 (CBDC: Central Bank Digital Currency) について、中央銀行の立場や規制の方向性について議論されるでしょう。
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気候変動と金融政策 気候変動への対応や環境問題について、金融政策がどのように影響を受けるかが話題になるでしょう。
これらのテーマが、世界経済や金融市場に与える影響について議論されることが予想されます。
FRBの利下げについて
米国の経済動向は世界中の注目を集めています。中でも、FRBの利下げについては大きな関心となるでしょう。
FRBはFOMCにおいて、2024年の利下げ回数についてわずか1回と予想しており、2025年により多くの利下げを行うとの見通しを示しています。3月のFOMCでは、年内の利下げを3回と予想していましたが、現在の見通しは変更されています。
この予想は、インフレ抑制のために政策金利を高水準で長期間維持する方針が浮き彫りとなったことによるものです。パウエル議長は、直近のインフレ指標は良好な内容で、インフレ目標に向けて緩慢な進展が見られていると述べています。ただし、利下げ回数は従来予想から増えており、来年にはさらに利下げが行われる見通しです。
ジャクソンホール会議では、パウエル議長の発言からFRBの利下げについてのヒントを探る事になるでしょう。