10 月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が 27 万 1000 万人増となり、市場予想の 18 万人を大幅に上回りましたね。前日、122 円のバリアに阻まれ跳ね返されたという状況はどうしたのかというほどあっさりと 100 pips 動きました。
10 月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が 27 万 1000 万人増となり、市場予想の 18 万人を大幅に上回りましたね。前日、122 円のバリアに阻まれ跳ね返されたという状況はどうしたのかというほどあっさりと 100 pips 動きました。
最近の傾向では瞬間的に下ブレてから上昇というパターンばかりでしたが、久しぶりに素直にドル買に大きく動いたのにはちょっと驚きました。
直近の様々な状況から、市場は全力で「買い」を出していたようです。なお、11 月 7 日の IMM ポジションは円買い +5,052 枚、円売り +14,928 枚となっており、売り越しは前週比 + 9,876 枚となっているようなので、どこまで利上げを織り込んでくるのかに注目です。
動きとしては、今年 5 月下旬から 125.86 を目指して一気に駆け上がっていった時と似ていますね。
上値を追う動きにはなるでしょうけど、慎重な取引をしていきたいものです。
予想以上の数字
雇用統計の強い数字は、12 月の米利上げ観測を一気に高めました。最近の傾向では瞬間的に下ブレてから上昇というパターンばかりでしたが、久しぶりに素直にドル買に大きく動いたのにはちょっと驚きました。
直近の様々な状況から、市場は全力で「買い」を出していたようです。なお、11 月 7 日の IMM ポジションは円買い +5,052 枚、円売り +14,928 枚となっており、売り越しは前週比 + 9,876 枚となっているようなので、どこまで利上げを織り込んでくるのかに注目です。
動きとしては、今年 5 月下旬から 125.86 を目指して一気に駆け上がっていった時と似ていますね。
最弱通貨はユーロ
ただし、どこかのタイミングで上値は抑えられるようになるはずです。現在、最弱通貨はユーロとなっており、調達通貨は円ではなく、ユーロになる可能性もあります。日本の状況を見ても、これ以上の円安には消極的であるため、この勢いがどこまで続くのか注意深く見ていく必要がありますね。上値を追う動きにはなるでしょうけど、慎重な取引をしていきたいものです。