9 月 7 日から 9 月 11 日までの経済指標のまとめです。
9 月 7 日から 9 月 11 日までの経済指標のまとめです。
ドル円の方向性は見極めにくい。リスク回避で円買いが強まっても、極端なドルの下げは回避されるとの見方も多い。
4 日に発表された米雇用統計の結果から、9 月利上げの可能性は十分残されているとの見方は少なくない。今週発表される経済指標内容を慎重に点検し、9 月利上げをある程度織り込む形でドル円は下げ渋る可能性がある。
市場参加者の心理状態が改善するほどの中国当局による景気刺激策など、根本的に株安が止まるような対抗策が取られない限り、この下落の流れはじわじわと続く可能性が高くなってきています。
来週の FOMC を意識しつつも、やはり引き続き株価を睨みながらの展開になるのでしょうね。
予想 : 118.00 - 120.00
経済指標
09/07(月)
- 08:50 (日)8 月 外貨準備高
- 14:00 (日)8 月 景気先行指数(CI)・速報値
09/08(火)
- 08:50 (日)4 - 6 月期 四半期実質国内総生産(GDP)
- 18:00 (欧)4 - 6 月期 四半期域内総生産(GDP)
- 23:00 (米)8 月 米労働市場情勢指数(LMCI)
09/09(水)
- 08:50 (米)8 月 マネーストック M2
- 20:00 (米)MBA 住宅ローン申請指数(前週比)
09/10(木)
- 08:50 (日)7 月 機械受注
- 10:30 (中)8 月 消費者物価指数(CPI)
- 21:30 (米)前週分 新規失業保険申請件数
- 23:00 (米)7 月 卸売在庫
09/11(金)
- 21:30 (米)8 月 卸売物価指数
- 23:00 (米)9 月 ミシガン大学消費者態度指数
- 27:00 (米)8 月 月次財政支出
予想レンジ
モーニングスター
116.00 - 120.00
来週の東京外国為替市場見通し経済指標については、直近のドル円はポジティブな結果よりネガティブな結果により強く反応している。経済不振を示す結果になった場合は株価ともに注意したい。
ロイター
117.50 - 121.00
来週の外為市場リスクオフムードが強いだけに、全体としては積極的なドル買いは期待しにくい。米国の 9 月利上げについては、様々な見方がある。9 月利上げももしかしたらあるとの声もある一方、ECB が緩和強化の姿勢を示した中で FRB だけが利上げ実施というのはやや厳しいという声もある。
ドル円の方向性は見極めにくい。リスク回避で円買いが強まっても、極端なドルの下げは回避されるとの見方も多い。
フィスコ
117.50 - 120.50
為替週間見通し8 日以降は欧米の市場参加者が夏休みを終えて取引が本格化。商いは膨らむ見通し。
4 日に発表された米雇用統計の結果から、9 月利上げの可能性は十分残されているとの見方は少なくない。今週発表される経済指標内容を慎重に点検し、9 月利上げをある程度織り込む形でドル円は下げ渋る可能性がある。
岡三オンライン証券
武部力也の週間為替相場見通し
118.25 - 122.00
8 月 28 日にフィッシャー FRB 副議長が述べた言葉によると、今後二週間に出るデータを考慮して決断する、という姿勢を示した。しかし、以前に比べれば利上げの可能性は後退。その理由は、中国の景気減速に端を発した世界同時株安、米利上げによるドル高により新興国などからの資金流出の可能性に対しての配慮。私見
先週はやはり株価を睨みながらの展開となりました。下値はある程度サポートされるかと思っていましたが、世界同時株安が再び進行するにつられドルは売られ、円が買われていく展開が止まりませんでした。市場参加者の心理状態が改善するほどの中国当局による景気刺激策など、根本的に株安が止まるような対抗策が取られない限り、この下落の流れはじわじわと続く可能性が高くなってきています。
来週の FOMC を意識しつつも、やはり引き続き株価を睨みながらの展開になるのでしょうね。
予想 : 118.00 - 120.00