なぜ損切りは難しいのでしょうか。機械的にただルールを運用するだけでは、結果が出せない可能性があるからだと思います。
なぜ損切りは難しいのでしょうか。機械的にただルールを運用するだけでは、結果が出せない可能性があるからだと思います。
損切りは必須の技術
すべての投資において損切りは必要なのですが、特に FX は動きが速いので、一瞬で判断しないと、利益が出ていたものが次の瞬間には大きな損失となってしまうケースも少なくありません。損失となった場合、素早く損切りをするルールを持つべきなのですが、ルールを決めていてもなかなかうまく損切りできません。
損切りは初心者がはじめにぶつかる壁とも言えるかもしれません。
なぜ損切りできないか
一般的には、プロスペクト理論を損切りできない理由に挙げていることが多いです。確かに、この理由から人は損切りできないということもあるでしょう。
損切りとは、自分自身の間違いを認め、自分の手で損を確定させる、好んでやりたくない行為だからです。
では、特定のルールを作って厳格にルールを守って損切りすれば FX で勝てるのかというと……そうではないと私は思います。
例えば、20% の損が出たら損切り、といよく言われるルールがあります。このルール通りにやれば、損切りは完璧でしょうか?
損切りは完璧になるかもしれませんが、資金が底をついたら意味が無いですよね(笑)。
そこが損切りの難しさと奥深さだと感じます。
ルールは大事ですが、それを守ることが目的ではないです
一定のルールは大事です。それは間違いないと思います。しかし、相場という常に変化し続ける生き物に対しては、ルールを守ることが目的化してはいけないのです。利益と損益を常に意識しながら、利益を最大化していくための「手段」として損切りをしていくことが求められる気がします。
取引がうまい人は、目の前では損失が出ているけれど、その先にどう利益を出していくかを常に考えているのでしょう。
私もまだまだです。